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第215話【R18】
「ここ、涼真の気持ちいいトコロだよね?」
「ん…うん…あ…そぅ…あッ…あン…」
若干体を倒して奧をトントンと突くように体を揺らす。
どこがいいのか、どうすれば涼真が鳴くのか…知ってる…。
「ほら、俺分かるよ…涼真、分かる…おれ…」
記憶と違わず…いや、それ以上に心地いい涼真の胎。
「いく…や…、嬉しい…俺…あ!…それぇ…!」
身を捩ってそんなエロい顔見せるから…ギュンッとキた俺の俺がさらに質量を増す。
「涼真寂しかった?俺が触ってあげられなくて、ゴメン」
「ん…さ…びしか…あぁ!んぅ!」
「今日は涼真の気持ちいいトコロ、いっぱいこするから…ね」
涼真の脚を持ち、焦ってちょっと乱暴に涼真の体を仰向けにした。
「ゴメン…俺、余裕無い」
繋がったままギュッと正面から抱き締めたかったんだ。
汗ばんだ匂いと肌の感触。
手で、身体で、唇で…涼真を感じたい。
「痛ッ…そんなに吸い付いたら…真咲に…」
「真咲…?」
瞬間、“ 真咲 ”という人物が俺の中で鮮やかな色をつけた。
「真咲…分かる…分かるよ、涼真!俺、思い出した!」
涼真や真咲に向ける無機質だった感情に急に色がついた。
愛情や、愛着、親愛といった感情。
「涼真…俺…ゴメン…」
「郁弥…謝ってばっかり…」
「…でも、…ゴメン…」
もう…涙で目の前が涼真でいっぱい、なんだ…。
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