215 / 322

第215話【R18】

「ここ、涼真の気持ちいいトコロだよね?」 「ん…うん…あ…そぅ…あッ…あン…」 若干体を倒して奧をトントンと突くように体を揺らす。 どこがいいのか、どうすれば涼真が鳴くのか…知ってる…。 「ほら、俺分かるよ…涼真、分かる…おれ…」 記憶と違わず…いや、それ以上に心地いい涼真の胎。 「いく…や…、嬉しい…俺…あ!…それぇ…!」 身を捩ってそんなエロい顔見せるから…ギュンッとキた俺の俺がさらに質量を増す。 「涼真寂しかった?俺が触ってあげられなくて、ゴメン」 「ん…さ…びしか…あぁ!んぅ!」 「今日は涼真の気持ちいいトコロ、いっぱいこするから…ね」 涼真の脚を持ち、焦ってちょっと乱暴に涼真の体を仰向けにした。 「ゴメン…俺、余裕無い」 繋がったままギュッと正面から抱き締めたかったんだ。 汗ばんだ匂いと肌の感触。 手で、身体で、唇で…涼真を感じたい。 「痛ッ…そんなに吸い付いたら…真咲に…」 「真咲…?」 瞬間、“ 真咲 ”という人物が俺の中で鮮やかな色をつけた。 「真咲…分かる…分かるよ、涼真!俺、思い出した!」 涼真や真咲に向ける無機質だった感情に急に色がついた。 愛情や、愛着、親愛といった感情。 「涼真…俺…ゴメン…」 「郁弥…謝ってばっかり…」 「…でも、…ゴメン…」 もう…涙で目の前が涼真でいっぱい、なんだ…。

ともだちにシェアしよう!