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第218話

「平気?…な訳ないか」 「まあね」 涼真の背中は…独占欲の塊が発現されている。 …俺が執拗に責めた痕だがな! 二人で湯に浸かって満足気にそれを眺め、ここでも俺は背中から涼真を抱きしめる。 成人男性二人がギリギリ浴槽に入れる広さの浴槽なのに、昔はここに真咲も入っていた。 今思い出すとパズルだよな。 真咲が大きくなった今は考えられない。 結局日中は涼真を抱き潰してしまった。 散々抱いて、抱いて、抱いて…涼真の意識が戻って来なくなるまで抱いた。 ヤリ過ぎなのは自覚済みだが、もう…止められなかった。 愛しくて…とにかく、…離したくなかったから。 「ゴメン…」 反省をアピールして涼真の肩に手を置きコテンとおデコを付けた。 「甘えてる?」 「…うん。…ゴメン…」 「いいんだ。もっと…甘えてくれよ…」 俺の手に涼真の手が重なって、顔を上げれば目と目が合う。 「…俺、…ずっと郁弥に甘えてきたじゃん?だから、さ、…そうやって甘えてくれるの……嬉しいかも」 「涼…」 「あ、暑いな〜!のぼせそう!俺、先にでるから!」 勢いよく立ち上がった涼真はザバンッとお湯を跳ね散らしてそそくさと風呂を出ていってしまった。 残された俺。 「もっとイチャイチャしたかった…」 ま、いっか。 今日は同じベッドに堂々と涼真を誘うんだから。

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