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第245話【R18】
嫌がるかと思ったのに、涼真はあっさりと膝に腰掛けた。
ん?
でも、そうじゃない。
「何でそっち向いてんの?」
「座ってるんだからいいだろ!」
背中を丸め、気乗りしないなりに応えてくれた涼真。
「触ってい?」
「…」
頭が揺れて、頷いたのを確認してからそっと手をシャツの裾から忍ばせた。
熱を放出したせいでいつもよりさらにしっとりと濡れた肌。
下から上に向かって背中を撫で上げてから肩甲骨のかたちを辿り、脇腹に手のひらを這わせる。
肋骨の窪みを指で軽く抉ってから胸の飾りを摘んだ。
「…ん…ぁ…」
揺れる体。
「あ…はぁ…ン…」
漏れだす声。
「ね、指で弄られるのと口でするの…どっちが、好き?」
「…ど…どっちも…」
「…そっか」
ぐにぐにと摘んで、揉んで…乳輪ごと掴んで引っ張った。
「あ…あン!」
「ね、口でしたい」
シャツの上から背中に口付けてみる。
もちろん手は悪戯をしたまま。
「…ン…ンぁ!」
「ね…?」
「…ん」
涼真は身を捩って体の向きを変え、膝の上で俺と対面で向かい合った。
強めに刺激を与えたの、ちょっと強引だったかな。
視線が合うと恥ずかしいのだろう。
涼真は俺の鎖骨付近を見つめていた。
「肩に腕、回していいよ」
そう言ってから俺は涼真の腰を片手で引き寄せ目の前の可憐な飾りを口に含んだ。
チュッと吸って舌先でコロコロと弄ぶ。
「あッ…!」
快感に狼狽えてか涼真の身体が離れる。
だが、俺は腰を引き寄せて涼真を逃がさない。
「ほら、首に掴まって、ね?」
そう誘うと今度は素直に両腕を肩に乗せるように腕を回してきた。
「ん、いいこ」
再び目の前の飾りを口にして前歯で軽く噛んだり吸ったりすれば目の前の細い身体が快感に戸惑い背中が弧を描いた。
「ふぅッ…あ…ぁ…」
「気持ちい…ね」
左手で反対側の蕾を捏ねながら俺は涼真を深みへと導いた。
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