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第295話【R18】
「んん…あッ…」
もじもじと涼真の腰は揺れ、その動きは大きくなる。
多分刺激が足りてない。
指を二本に増やしても内側の壁をスリスリと撫でるようにするだけで深いところはまだお預けにしていた。
…ふふ。
胸はずっと強めの甘噛みを続けているけどそれもイクための決定打にはならない強さ。
…ほら、俺を求めて?…ね?
俺の俺はもうずっと熱くて、早く涼真のナカに入りたがっている。
「いく…ン……」
「ん〜?」
「あ…ねぇ…――ぁぁ…あ…」
顔に胸をグイっと押し付けてさっきよりも体をぐらぐらとさせ身悶える涼真。
口を離して顔を見上げたら涼真の顔が濃いピンク色になってる。
「…あつ…」
「わ…のぼせた?」
「ん〜…多分…平気…」
焦らしすぎたかな…反省。
「茹でダコになる前にベッド行こう」
「…うん」
そう誘えば改めてギュッと抱きしめられた。
風呂を出てバスタオルを羽織り手を繋いで寝室に向かう。
いそいそと心の中でスキップして。
バスタオルなんて床に落として、体を縺れさせてベッドにダイブしてまだ濡れた肌を重ねた。
「郁弥…も…待てないんだけど…」
お怒りなのかちょっと睨むように俺を見て口を尖らせる涼真。
「ゴメン…でも俺も待てない」
涼真の体の上に四つん這いになって膝裏を押し上げた。
「は…やく…来いよ」
上擦った涼真の声。
「胎に入るね…」
硬く熱い俺の俺を涼真のナカにゆっくり押し進めた。
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