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第297話【R18】

「ねぇ、涼真…気持ち?」 「…うん…ぁ…あン…」 涼真の脚を体に付くんじゃないかって程に押し上げ、俺は大きく腰をグラインドさせた。 「そ…こぉ…!あぁン!」 潤んだ目が俺を見つめ、指がシーツをキツく掴む。 「涼真、俺でいっぱい気持ちよくなって」 「…なってる…郁弥の…おっきいのが…擦れてぇ…あン!」 片脚を肩に担ぎ、内側に唇を寄せた。 ジュッと音がする位強く吸い付き俺の印を刻む。 「んん!」 「涼真は俺のものだから…印をつけとかないと、ね」 ひとつ、ふたつと紅い痕を咲かせてそれを舌で辿った。 「あ…あ…」 痛いのか気持ちいいのか、涼真は始終唇を震わせて眉尻を下げた潤んだ目で俺を見つめている。 「ねぇ、好き。涼真が、好き…」 「……」 涼真の唇が何か形を作ったが俺は貪るようにその形を食んだ。 繋がったままキスで口の中も犯しながらトントンと体を小刻みに揺らして… …それは俺の策略。 涼真が俺から離れられないように官能の海に堕とすんだ。 「い…くや…」 シーツを掴んでいた細い指がそこから離れ、俺に向かって伸ばしてくる。 「なあに?」 「ギュッて…して…」 「うん…」 涼真を抱き起こして望み通りにギュッと抱きしめ合った。 涼真を貫く俺の楔はより深く涼真の胎に侵入し、熱く硬く勃ち上がる。 「ね…イかせて…いく…」 「…一緒に…」 俺が下から突き上げて…涼真が上で踊る。 汗が散って髪が乱れ、緩んだ口元から銀の雫が零れた。 …綺麗… いつだって涼真は眩しかった。 俺の…いつまでも俺の…。 「あ…あぁ…いく…」 目が合って…キュンと締め付けられて…世界が弾けた。

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