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第311話【R18】
薄い生地の下、欲望が見え隠れしながら涼真の指がくにくにと動く。
涼真はベッドの上で体育座りをし、自分の胸を自分で弄っていた。
「ね…涼真。あの…よく見えない…」
俺は膝立ちで涼真に近づき黒い裾を持ち上げた。
「…え、…あ…!」
強く握ってしまったのだろうか、涼真の体が怖ばってビクッと揺れた。
「涼真これ…咥えて…?いい?」
レースの裾を口元に差し出せば顎を突き出すように口が開き、淫らに俺の指ごと柔く噛んだ。
背中が、ゾクッとする。
見上げてくる涼真が、俺を誘っているから。
でも今はそれに乗らない。
「ね…続き、見せて」
そのまま涼真の目の前に陣取って、至近距離で涼真を観察する。
すると今度は恥じらうように伏し目がちになって胸を捏ねはじめた。
「……ん…」
口の端をキュッと結び、その視線は両方の手。
俺が間近で見ているせいでいつもと勝手が違うのだろうが涼真の声が聞こえない。
「ねぇ、やっぱり…それ離して代わりに…」
口元の下着を緩く引っ張れば涼真の口は開き、濡れて色の変わったフリルは重たそうにシーツに向かって落ちた。
「あ…!ンン!」
「これの方がいいでしょ?」
有無を言わさず俺は右手の人差し指と中指を涼真の口に入れ、上顎を優しく擦った。
「ン…ぁ…あ…」
気持ちいいのか下がり気味の目元がトロンとして涼真の手が止まる。
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