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第314話【R18】

「ばか…。見たいんじゃなかった?」 若干口をへの字にして不満げな涼真の顔。 「あ…」 つい、…つい手(口)が出てしまった…。 「しょうがないな…見て…」 そう言いつつ、涼真は後ろに手をやり何かを取り出した。 「ほら、ちゃんと…そこで…」 …それは…俺が遭遇したアレ…。 ローションの蓋を開けてそれを濡らし、ひくつく後孔にあてがった。 涼真は直ぐに中には入れず入口をぬるぬると滑らせている。 …ゴクッ… 耳に響く音量で俺の喉は上下する。 「…ん…ンッ…」 掛け布団に預けた体は軽く弓なりに反って、…アレはそんなにも涼真を気持ちよくさせるのか? …チクショウ… 俺の方がいいに決まってるのに。 「あ…あッ…」 くぷり…、涼真の胎にゆっくりと侵入するアレ。 ずぶずぶと…周りの粘膜もその胎に引きずり込むように確実に涼真の内部に入り込んでいく。 半分程入った所で一旦止まり、細く息を吐く涼真。 眉間には皺が出来ているがそれは苦痛ではなくて快感からなのだと紅く染まる体を見て理解した。 「あ…あぁ…」 再び胎に向かって動き出したかと思えばゆっくりと出し入れを始める。 「あ…あッ…」 紅潮する顔を俺から背けるように顎を上げて快感に震える涼真。 ジュブジュブとはしたない音をさせる後孔。 目の前で乱れる涼真の痴態に腹に付くほど俺の欲望はいきり立っている。 俺はその姿に酷く興奮し、同時に何故か苛立ちを感じた。

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