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第317話【R18】
「ね…え、気持ち…い…?」
「ン…あ……ッ…いい…」
優しくしようと思っていても中々その通りには出来ない。
苦しいのは分かっていても脚を胸に近づくだけ近づけて腰を打ち付けた。
深く深く、ゆっくりと深く…。
時々涼真を見下ろして…イイトコロを掠めるように浅い場所をかき混ぜて、涼真を焦らした。
「あ…やぁ…もっと…ン!」
眉尻を下げ目元を赤くして俺を見上げて悶える姿が堪らない。
煽られて、ついガツガツと腰を振った。
「あぁン!あ…あ…」
いい声で鳴く涼真を一段と力強く穿つ。
「いく…そんな…あッ…あッ…ンン!」
過ぎる快感を逃がそうとしているのか眉間に皺を寄せて指先を咥えている。
あーッ、くっそ!
自分の指なんか噛んでんじゃねぇ!
俺を噛めよ!
「ひあッ…!」
勢いよく引き抜いて、俺はベッドに倒れ込んだ。
「ゴメン…ホントにゴメン…。もっと優しくする…」
後ろからギュウっと抱きしめて背中に頬を擦り寄せた。
「郁弥…?」
「どうしても…夢中になっちゃって…無理させた…」
腕の中の涼真が小刻みに揺れる。
「…謝んなよ…」
「涼真…笑ってんの?」
「こんなに夢中になってくれてんのにさ…」
「涼真…今度こそ、優しくする!」
涼真のは回した俺の腕を優しく撫でた。
「い…くやの…好きに…して…欲しいから…」
「え…?」
「遠慮なんて、すんな」
…どこまで男前なんだ…?
勃ったままの俺を涼真の尻に押し付けて、力いっぱい抱きしめた。
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