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第318話【R18】
「ね、顔見て…したい…」
抱きしめた腕の中で涼真がそう呟いた。
「うん、俺も」
寝返りを打ってこちらを向いた涼真は俺に身体を乗せるようにして抱きついていた。
不覚にも涼真に組み敷かれ、胸がトキメク…。
「…そうじゃなくて、さ。身体、起こして」
涼真の体が離れ言われるまま上半身を起こすと脚の上に涼真が座り、改めて正面から向き合った。
首に回された腕は優しく俺を包んで指先が後ろ髪を弄ぶ。
「ね…挿れて…」
耳朶を痺れさすように腰を浮かせて涼真が甘く強請った。
「んぁ…あ…はぁぁ……」
先端を沈んでくる涼真の後孔に当てて導くと呻き声にも似た嬌声が耳元で聞こえた。
「あッ…熱い…。胎にね…大きい郁弥がズブズブと入っくる…ン…あぁ…!」
ゆっくりと確実に身体を沈め、深くまで内部に侵入して交わる…。
馴染むのを待って涼真が腰を振って動き出した。
「郁弥…気持ちい…?」
「ん…凄く…」
ゆっくりとお互いを確かめ合うように見つめあって粘膜を絡めて…ただただ甘く快感を貪る。
額から流れた汗を涼真が指で拭って俺の髪を掻きあげた。
「ね…郁弥」
「…ん?」
「俺…郁弥が死ぬまで…一緒にいる」
「…うん」
「郁弥はさ、寂しがりだから…さ、俺が郁弥を見送って…そしたら…その次の日に俺も死ぬから」
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