11 / 40

第11話

明吏side 父さんが作ってくれたご飯は、炒飯。パラパラのご飯に、カリカリのベーコン。ふわふわの卵 それに、少量入った揚げニンニクにブラックペッパー。醤油ベース。 普通にお店に出しても売れると思う。これは、身内だからって言う感じもあるのかも知れないけど…。めちゃくちゃ美味しい。 「はい、どうぞ。好くんの口にも合うといいんですけど…」 「ありがとうございます。いただきます」 「「いただきます」」 美味しいっ。やっぱり父さんの作る炒飯、最高 食欲をそそる香りに何杯でも食べられそう。 ちらっと、好くんの方を見ると、少し驚いたようなそんな顔をしてから、ぱくぱくと食べていた。気に入ってくれたのかな…。 「ふふっ、おかわりもありますから。ゆっくり食べてくださいね。飲み物いりますか?」 「あ、はいっ。美味しいですっ!これ、作り方教えて貰えますか?」 「好くんだけずるいっ!父さんに僕にも教えて!」 「また後日にしましょう。作りながら教えますね。課題の進みはどうですか?」 「いい感じです」 「いい感じだよ」 お昼ご飯を食べて、何もしないわけにはと言う好くんと片付けをした。二人で発表のために、まとめをして、夕方には帰っていった。 数日後の発表は、そこそこ上手くいって、先生からの評価も上々だった。

ともだちにシェアしよう!