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第11話
明吏side
父さんが作ってくれたご飯は、炒飯。パラパラのご飯に、カリカリのベーコン。ふわふわの卵
それに、少量入った揚げニンニクにブラックペッパー。醤油ベース。
普通にお店に出しても売れると思う。これは、身内だからって言う感じもあるのかも知れないけど…。めちゃくちゃ美味しい。
「はい、どうぞ。好くんの口にも合うといいんですけど…」
「ありがとうございます。いただきます」
「「いただきます」」
美味しいっ。やっぱり父さんの作る炒飯、最高
食欲をそそる香りに何杯でも食べられそう。
ちらっと、好くんの方を見ると、少し驚いたようなそんな顔をしてから、ぱくぱくと食べていた。気に入ってくれたのかな…。
「ふふっ、おかわりもありますから。ゆっくり食べてくださいね。飲み物いりますか?」
「あ、はいっ。美味しいですっ!これ、作り方教えて貰えますか?」
「好くんだけずるいっ!父さんに僕にも教えて!」
「また後日にしましょう。作りながら教えますね。課題の進みはどうですか?」
「いい感じです」
「いい感じだよ」
お昼ご飯を食べて、何もしないわけにはと言う好くんと片付けをした。二人で発表のために、まとめをして、夕方には帰っていった。
数日後の発表は、そこそこ上手くいって、先生からの評価も上々だった。
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