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第4話 俺、お見合いします3
「んぇ、、、」
カーテンの隙間からもれた光を感じ、目を覚ますと俺は家のベットの上にいた。
(ん?あれ?俺さっきまでお見合いしてて、、)
(ガチャッ)
勢い良く俺の部屋のドアが開いた。
「千隼ちゃんっ!大丈夫?あなた1日寝てたのよ。」
ばあちゃんだった。
(え、1日?てことはあのお見合いから1日たったの?まじか、、)
「はぁ。でも良かった。今日お医者さん行きましょうね。」
え、大袈裟じゃない?ただぼーっとして倒れただけだよ?ばあちゃんはいつも心配しすぎだ。俺はそんな弱くないし。
俺は起こした頭を再び枕へともどした。
(だけど心配させるようなことをしたのは俺だし…)
「うん、そうするよ。心配かけてごめんねばあちゃん。」
そう言ってばあちゃんの方を見た
「あらあら。大丈夫よ。びっくりしたけどこんな千隼ちゃん見られるの珍しいし。うふふ」
そう言い残すとばあちゃんは部屋から出ていった。
(……一言余計だよ、、)
今日は散々だ。いや、昨日?いきなりお見合いをすることになるなんて、、、
憂鬱な気分の中おれは俺は橋倉さんのことを思い出していた。
♢
(多分また会うよなぁ、、なんかすごい睨まれたように見えたし、、気まずい。)
そんな考えとは裏腹に
(あの人いい匂いしたなぁ。あ、もしかしてアルファのフェロモンってやつ?やっぱグレードの高いアルファってのは凄いな。)
俺はアルファのフェロモンを感じた事がなかったけれど今考えるとあれはそうだったのかもしれない。なんてことも考えていた。
「ん、、」
(なんでだろ、、、あの人のこと思い出すとまた体が熱く、、)
体は火照っていて耳まで熱い。
やっぱり熱っぽい。風邪か知恵熱か、、どちらにしても子供みたいだ。
姉ちゃんに知られたら笑われるだろーなぁ
あー。思考が回らない考えるのは後にしよう。明日にはきっといつも通りだ。そんなことを考えながら俺は目を閉じた。
この時俺は体に起きつつ変化に全く気づかず、軽視してんだ。
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