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第9話 俺、発情期です※

※オメガの自慰表現あり。官能的表現は少ないです。ぬるいですがR15程度。 苦手な方は自衛お願いします。 初めてのヒートから1日。俺は退院をしたものの発情期に苦しんでいた。 周期の発情期用の抑制剤は処方して貰ったが1日に飲める量が決まっていて、先生の言った通り全くといっていいほど効き目がなかった。 「んん…ふぁっ…んっ、、」 (体熱いぃっ……発情期ってこんなに辛いのか、、、) ベッドに寝ながら俺は自身のを扱いてヒートを紛らわせていた。が、次第に弄ったことのない後ろが疼き、濡れ始めた。 「あっ、ん…ふぅっあっ」 (橋倉さんっ、、) 「は、っしくらさ、っ」 俺は無意識に橋倉さんの名前を呼んでいた。 (いい匂い、、、はしくらさんの匂い、、、) 俺の手は病院から持って帰ってきた橋倉さんのコートを掴んでいた。完全に無意識だった。ただ、、、ただその匂いを求めて。 橋倉さんのことを考えているとさらに後ろが濡れ、俺は恐る恐るそこを弄り始めた。 「あっ、、ふぅうっ」 初めて触った場所から愛液が止まらないことにはじめ驚いたがそんなことを気にする理性はもうなかった。 「うぁっんぁっ」 (気持ちい、気持ちい、、) 初めこそ感じなかったものの、快楽を覚えると俺は無意識に手を動かし欲を満たし始めた。 だけど感じることが1番辛く、体の熱は逃げなかった。 (橋倉さんの……ほしぃ、、、) ハッとした (俺は今何を考えていたんだ、!橋倉のって、、、っ) 「はしくらさ、、っあっ、ひぃあ」 だけど理性は全く働かず俺の口からは喘ぎ声とあの人を求める言葉が零れるばかり。指で弄っていくと奥がどんどんと疼いてくる。 (つらい、、つらすぎる、、) 「あっ、んん、、っおくぅ、、、もっとほしいぃ、、、」 (、、、!?) その言葉が自分の口から出たのだと気がつき驚き不本意にコートの匂いを勢いよく嗅いでしまった。 「ん”ぁ!?”ぁぁっ」 その匂いにあてられ俺は絶頂を迎えた。 「ふぅぁ、、、んん、、」 身体中がビクビクと震え射精の感覚がずっと続いてるように感じた。だが俺のものから出た液は透明で、おまけに後ろはローションをかけたように濡れていて発情期が来たのだと再び痛感した。

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