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第17話俺、乗り込みます3

「え……?」 「あんたみたいなやつ発情期来なかったら前も言ったけど孤独死よ。孤独死。」 (くそ姉ちゃんがっっ!!) 俺が姉ちゃんにイラついていると香澄さんが俺に耳打ちをしてきた。 「優里(ゆり )ちゃんね、千隼くんにはあんな言い方してるけどいつも心配してたんだよ。ふふっ」 (え……) 俺は驚いた。 (姉ちゃんがそんなふうに思ってくれてたなんて……) 「まぁ、発情期が来ても相手が居なきゃね〜?あ、千隼には出来ないか!あはは」 (……。) 「うっせーよ!さっきから好き放題言いやがって!!俺にだって付き合ってる人くらいいるわ!」 (あ……口が滑った。) 「や、えっと……なんでもない。ははは」 姉ちゃんが肩を掴みブンブンと揺すってくる。 「え?!あんた恋人できたの?誰よ!」 ばあちゃんと香澄さんまでもが興味津々な眼差しを向けてくる。 「え、、?えっと。橋倉…さん。」 (のわぁー!いってしまったぁ!てかこれ勝手に言っちゃって良かったのかな……後でメールしてみよ、) 橋倉さんとは帰る前にメアドの交換をした。すごくウキウキした。まるで初めて人とメアドを交換したかのように。 「え?橋倉さんってあんたが見合いするって言ってた?」 「う、ん。」 「へぇ〜良かったわね」 姉ちゃんはそう行ってまたニヤける。 「まぁ!千隼ちゃん、良かったわね。」 と、ばあちゃんまで。 「あぁ!もう!俺部屋いくから!じゃあねっ!」 俺は逃げるようにして自分の部屋へと向かった。 (あ、橋倉さんかなメールしとこ。) 『よろしくお願いします。』 『いきなりですみません。あの、、お付き合いのこと家族に問いただされて話しちゃったんですでど、大丈夫でしたか?』 俺はそう、メールを送った。 「はぁ」 (え!?はっやっ!もう既読ついた 『問題ない。メールありがとう。』 ほっと安心した次の瞬間、メールがもう一通来た、 『今度、一緒に出かけよう。』 「え……」 (これってで、で、デートのお誘い!?)

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