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あなたにはプリメラのように生きてほしい

「ますますきみのことが好きになったよ」 低く囁かれ見詰められて心臓が大きく跳ねた。頬が火照って熱い。 両方の手で身体を支えながらお尻を横にずらすと、 「どこに行く気だ?もう寝るんだろう」 「寝ます。でも、その……」 「トイレなら連れていく。ここにいてくれ。俺の隣にいて欲しい」 彼と話をしている間も、身体がみるみる熱くなっていく。 しかもどうしてか腰が熱を持ち、お腹の奥がーー下腹部の中心がむずむずしはじめる。 まずい、と思った直後。 一層強く抱き締められ、身体がぴくっと反応した。 逞しい腕や仄かに薫る彼の香り、体温を感じるたび、性器はますます熱を帯び、形を変えていく。 「どうした?」 誤魔化すようにえへへと愛想笑いをしながら身動ぎしたら、怪訝そうな声が聞こえてきた。 「なんでもないです。眠くなってきたから先に寝ます」 自分がどんな顔をしているのかを考えると顔もあげられず、身体に絡む腕を振りほどき慌てて横になろうとしたけど、 「ひゃっ」 耳朶を舌先でぺろりと撫でるように舐められ、びくりと背を震わせた。 「顔がゆでたこみたいに真っ赤だ」 咄嗟に逃げようとしたけど身体が固まってしまい身動きすら出来なかった。

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