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あなたにはプリメラのように生きて欲しい
「っあ・・・・・っ」
彼がゆっくりと手を動かしはじめた。
恥ずかしくて恥ずかしくて堪らないのに。
怖くて今すぐにでも逃げ出したいのに、身体が言うことを聞いてくれない。
「や……っ……や……あ……っ」
彼の腕に手をかけ、必死で引き離そうとしたけど、彼の指が性器に絡み、そこを巧みに弄るたびに意思に反して力が抜けてしまう。
強く弱く緩急をつけそこをしごかれるたびに、四肢がびくびくと震えてしまう。
「あ・・・・っあ・・・・和真・・・・・さ・・・・っ」
「大丈夫だ。酷いことはしていないだろう」
「で・・・もっ・・・恥ずかしい」
「身体の力を抜いて、俺に全部任せればいい。恥ずかしがらずにもっと可愛い声を聞かせてほしい」
「そんなこと言われても」
次の瞬間、握られているそこを一層強くしごかれ、
「や・・・・・あ・・・・ああっーー」
自分のものとは思えない声が立て続けに溢れ、びくびくと身体が大きく震えた。
一秒ごとに昂らせ、煽られ、翻弄され、もうどうしていいか分からなくて。
自分が自分でなくなるのが怖くて涙が溢れた。
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