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温かな人たちに救われる心

浴用の椅子に座らせてもらい、彼に頭を洗ってもらった。 「斎藤の勤務先の法律事務所の窓ガラスが割られ何者かが侵入した。通報を受けた警備会社の社員が駆け付けたら、斎藤のディスクだけ荒らされていた。四季、流すぞ」 「あ、はい、お願いします」 わずかに頭をうしろに反らすと、髪にシャワーのお湯が当てられた。 彼の大きな手で撫でられながら泡を落としてもらうのは、なんともいえず気持ちが良かった。 「初瀬川さんに関する資料を探していたのかも知れないな」 髪を流し終えタオルで軽く水分をとると、僕の身体を洗う準備に入った。 「和真さん、身体は自分で洗えますから」 「全部洗うって約束したはずだよ。隅々まで綺麗にしてあげるから」 柔らかな泡と手の感触が擽ったくて、椅子の上で腰を捻ると彼が愉しげに笑った。 「ちょっ、まっ……て、和真さっ……」 ソープの泡をたくさん手のひらに取った彼の両手が、まっ平らな胸を包み、柔らかく捏ね回しはじめた。 「あ、そうだ。吉村がパソコンの履歴を調べたら、しらさぎの丘児童養護施設のホームページへアクセスした痕跡が残されていた。しらさぎの丘児童養護施設って四季が出た施設だよね?」 「こんな状況で…聞かないで…」 「それなら、どんな状況でならいいんだ?」 悪戯っぽくほくそ笑みと、小さな突起をつままれ、指で擦り上げられた。 「あっ……やぁ……だめ……」 痛いくらいの刺激に腰がのたうつ。 泡のせいでお尻が滑り椅子から落ちそうになった。

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