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報われない想い

外に出ると副島さんのお父さんの姿はなかった。息子から呼び出されたって慌てて帰っていったよ。彼がそう教えてくれた。 そして彼に抱っこされ助手席に乗せてもらい向かったのは、櫂さんのカフェだった。 黒田さんと初瀬川さんが待っていてくれた。 あと斎藤さんと吉村さん。 「作戦会議みたいだね」 「みたいじゃなく作戦会議だ。円谷を裏で操っていた黒幕がいることがこれではっきりした。警察はいまだ四季を疑っているからあてにはできない。だから、これからどうするかみんなで集まって話し合おうと思ったんだ。急でごめんな」 「ううん、大丈夫」 櫂さんが温かいカフェオレを運んできてくれた。 「私と初瀬川さんは丸和電機の社員、派遣、パートさんに四季くんに恨みを持つ人がいないか、それとなく聞いてみるわ」 「私もそうだったから人のことはいえないけど、四季くんの嫌疑を何としてでも晴らさないと腹の虫が治まらない」 黒田さんと初瀬川さんが全面的に協力してくれる。それが何よりも頼もしいし、嬉しかった。 「会ってもらえるか分からないが、円谷の遺族にコンタクトをとってみる」 吉村さんが手を上げた。 「じゃあ俺は、卒園生をあたる」 斎藤さんも手を上げた。 「一人では無理だ」 「雄士さんに協力を仰ぐから大丈夫だ」 「そんなには協力出来ないと思うけど僕も手伝うよ」 櫂さんも快く協力を申し出てくれた。

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