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はじめての家族手当

「この部屋には俺と四季しかいないんだ。恥ずかしがらなくてもいいよ」 「そんなこと言っても……」 カーテン越しから初夏の日差しが部屋に降り注いでいた。 「じゃあ、俺も裸になる。そうすれば恥ずかしくないよね?」 あっという間に服を脱ぎ捨てると、布団ごと覆い被さってきた。 「恥ずかしかったら顔を隠せばいい。暑いときは言って」 嬉しそうに言うと布団の中にごそごそと潜り込んでいった。 「和真さん、そこは駄目……っあ、あぁっ」 胸元をなぞっていた彼の指が胸の小さな突起に触れてきて、大きく背をしならせた。 「だめ、だめっ、あっ、ん……」 摘み上げられた乳首を指の腹で何度も擦られ、言い掛けた言葉が嬌声にかき消される。 そこを刺激されるたび、体の奥から次々と愉悦が込み上げてくる。腰の奥がじんじんと痺れ、性器はすでに硬く張り詰めている。 弄られ続け、赤く、敏感になった乳首は、そっと触れられるだけでも恥ずかしいくらい感じてしまう。 その上、もう片方の乳首に口付けられ、含まれたと思えば音を立てて吸われ、為す術もなく喘ぎ、悶え続けた。 「和真さん……駄目……」 思わず毛布をきつく握りしめた。 「何が駄目なの?」 「もう分かってる癖に。イジワルしないで、あぁーーっ、ん……」 慎重にそっと脚を広げると、その中心部に彼が顔を埋めてきた。男の子の性器をペロペロと舐めながら、唾液をその下にある女の子の割れ目にたっぷりと指先で塗り込んだ。 「今入れたら痛いかな。でも、副島に邪魔されたくないしな」 ぶつぶつ言いながら彼が布団から顔を出した。

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