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新たな事件のはじまり

「可愛い。見てて飽きないよ」 はにかんだ笑みで、クスクス笑う彼。 「四季といると楽しくて時間の感覚がなくなるんだ。逆上せる前に上がろう」 「はい」 小さく頷くと、至近距離でじっと見つめられた。 「……愛してる……」 甘く囁く唇が僕の唇にそっと重なってくる。 押し付けたり、緩めたりしたあと、舌が口内に潜り込んできた。 「……ぅぅん……っん」 甘い吐息が唇の端から漏れる。 おずおずと、拙いながらも舌を動かして応じると、さらに嬉しそうに深く唇をくわえこまれた。 ちゃぷん。湯が跳ねて、大きな手がまっ平らな胸をやわやわと揉みはじめた。 「和真、さん、だめっ……」 僕の臀部の下で、彼のがむくりと勃ち上がったのが分かった。お湯はぬるめなのに、体はのぼせそうなくらいどんどん熱くなっていった。 「……っ……あ……」 片方の手でツンと尖った乳首を指の間で刺激され、ちりっとしたむず痒い刺激に、反射的に身を捩ったものの、膝の上から落ちないよう、いっそう彼に身体をすり寄せることになった。煽るのが上手くなったね。クスリと満足げに笑われてしまった。

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