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第一章・10

 シーツの擦れる音、ローションが鳴る音、来夢がたてる唇の音。  そして、波留の吐息、喘ぎ、悦がり声。  それらが一斉に、紫苑の脳をかき回していた。 「ん、んぁ。ふ、あぁんッ、んぅ」 「よく解れてる。お風呂で、やった?」 「もうぅ。ねぇ、早くぅ……」  ぐちゅん、と水音が鳴った。  紫苑はもうたまらなくなって、部屋着をずらしてペニスを掴み出していた。  手探りでティッシュを近づけ、夢中で扱き始める。 「あ、あぁ、あ! んっ、あ。はぁあ!」 「ずるずる挿入っていくぞ」  はぁはぁと、波留は熱い息を吐いている。  その息遣いさえ、紫苑を昂らせた。  やがて、来夢が腰をやる音が響いてきた。

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