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第3話

「あ……、あぅ」 もう今年は枕営業はしないつもりだったのに、俺はその相手とベッドを共にしていた。 要するに俺は抱かれていた。 「酔うと素直なんですね」 「はぁ、あっあぁ!!」 アナルにペニスを挿入れられて、俺は軽くイった。 「ふふ。この間の接待でね、君がとても可愛い表情で見送ってくれたとき、そのとき君と僕の二人きりなら誘えたのにって思っていたんですよ」 ピストン運動をしながら相手は激しく俺を犯していた。 「はぁんっ、だめ。やめ……んぁ」 「酔って抵抗できない状態なのに、観音坂さんはイけるんだ。……可愛いね」 反応したくない、けど俺は反応していた。 酔の吐き気と相手の嫌悪感が混ざり、意味が分からない状態だった。 一二三に抱かれているわけじゃないと分かっているのに、気持ちが悦くなっている俺がこのベッドの上で乱れていた。 好きでもない相手に俺は感じていた。 快感に負けていた。 ただ俺はこの行為が早く終わることを祈るしかなかった。

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