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「俺も、瑠姫君に教えてあげる。どんなに君のことが好きか、ぜんぶ」
「え、あっ、あ……!」
「ほら。瑠姫君の手も、貸して?」
躊躇いもなく下げられたスウェットと下着の中から、滝口さんの屹立が姿を現す。それはすぐ、僕のものとにゅぐりと交わった。あまりの刺激に、息を詰める。さらに指の長い手で同時に握り込まれてしまうと、僕は声もないままただ喉をのけぞらせるだけだった。
いっしょに扱かれたら、死んじゃいそうに気持ちいい。熱い……。滝口さんの大きな熱で灼かれて、僕のそれがぐちゅぐちゅになる。頭の中までぐちゃぐちゃになってく。
「触るとどんな感じ?」
「わ、かんな、……っあ、あ」
彼の手に導かれて、僕は自分の手のひらで、淫らに濡れ合う二つの先端を確かめてる。それが双頭の生きものみたいに感じられるのは、滝口さんがゆるゆると腰を揺すっているからだった。
お願い、擦り付けないで。
でも、それをそのまま口に出したら、「いや」なんだと伝わってしまう。いや、なわけない。止められたくない。
気持ちいい。
ひく、ひく、と腰が跳ねて、滝口さんのやわらかな声に、「もうイキそう?」なんて訊かれて。
なにかを誤魔化すなんて到底出来なくて、僕はひっしに頷きながら、でも、どうしても恥ずかしくて、逃れたくて、背をよじりながら、彼の視界の中で欲望を放つ。大波みたいな快感と恐怖が、同時に襲った。こんな。こんなこと。
「たきぐ、ちさ、」
「泣かないで。すごく可愛い。たまんない。瑠姫君……」
「すき……、好き、です。き、……きらいに、なら、ないで」
「大丈夫。大好きだよ。大好きにしかならないよ。瑠姫君が望むなら、何度だって気持ちよくしてあげる。えっちな姿、もっと見せて」
とろけそうな優しい声。それを聞いて、たまらない安心感と夢見心地がいっしょにぶわっと湧き起こった。心臓がぎゅうと痛くなる。
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