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第三章・8
「ああッ!」
怜也が大きく身悶えた。
シーツを握りしめ、ふるふると震えている。
「ここ、気持ちいいか?」
もう一度押してみると、指がきつく締め付けられた。
「あッ、やっ。あぁ!」
「大丈夫か。もう、ダメか!?」
おかしい。
確かここはゼンリツセンとか言って、刺激すると気持ちいいポイントのはずだけど!?
「もう少し……」
「ん?」
「もう、少し、ゆっくりやって……」
もがく怜也の手を片手で握り、言われた通りゆっくり内壁を擦ってみた。
そこだけでなく、別の場所も散らして指を蠢かせ、抜き差しさせてみる。
「あっ、あっ、あぁあ……」
次第に握り締めていた手から力が抜け、声に艶が出てきた。
眼はうっとりと潤み、ペニスは硬く勃ちあがっている。
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