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第一章・5
「でも、アンドロメダ姫を襲うってぇところは、間違ってねえかも」
そう言いながら、凱は怜也に唇を寄せた。
そのまま体を被せ、ソファに怜也を押し倒しながらキスをする。
「ん、やっ。凱、ぅん……」
短いキスを繰り返し、そろりと伸びてきた凱の舌を、怜也は受け入れた。
互いの舌を互いに舐め合い、摺り合わせる。
上顎の裏や喉奥の敏感な部分を舌でそっと掃きながら、凱の手は服の上から体を撫でてくる。
キスの合間に息をするたび、甘い声が漏れる。どんどん体が痺れてくる。
衣服をはだけ、素肌に手のひらや指を這わせても、怜也は逃げようとしない。
切ない声を上げ、身をよじっては喘いでいる。
(これは、このままいけるかも)
そう考えた凱の動きは、少しずつ大胆になっていった。
手のひらに、指に加えて、唇や舌を使う。
首筋に何度もキスを繰り返しながら徐々に下へ体をずらし、ついには白い胸まで舐めまわし始めた。
「ん、ぅん、んッ。はっ、あ。んん」
必死で声を殺している怜也が可愛い。
抑えを帯びた嬌声は、かえって凱を興奮させてくる。
ついに凱の舌が、小さな桃色の乳首を捕らえた。
「んぁッ!」
鼻にかかった甘い悲鳴があがる。
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