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第一章・6

 そうは言いながらも、肩を震わせる怜也がこれまた扇情的で、凱のものは萎えるどころかどんどん硬く張り詰めていくのだ。  女だったら少々無理をしてでも突っ込んでしまえば、後からどんどん濡れてくるので問題はないのだが。  泣きながら眠ってしまった怜也には申し訳ないが、こっそり一人で抜いた。  恋人が手の届く場所にいるのにひとりエッチとか、情けねえ。  でも、それ以上に怜也の方が大事だった。  この可愛い人を傷つけることなど、できなかった。

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