「食べちゃっていい？」 　怜也の耳を食みながら、熱い息とともに囁いた。 　ふるふると震えながらうなずく怜也の胸は、期待に高鳴っている。 　そこにそっと舌を這わせ思いきり強く吸い上げると、びくんと大きく仰け反って短い悲鳴をあげた。 　食べる、と言った言葉通り、舌で転がし唇で吸い、音を立ててしゃぶりまわす。 　唾液でぬるぬるにして、歯先で弾いてやる。 「あんッ！　は、ぁ、あ。ぅうんんッ……」 　怜也の可愛い声に、こちらもどんどん熱くなる。 　獣の本性が、頭をもたげてくる。 「すっげぇ美味い。最高」 　じゅるり、と涎をすすると、怜也の乳首から唾液の糸がつながった。 　まぁるいおっぱいなんかないこの胸が、どうしてこんなにそそるのか。