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6日目

 少年は、もう何も怖がらなかった。  始まる前から男を欲しがった。  昨夜眠る時にもずっと男に甘えて。  クスクス笑って。   抱きついてきた。  それも予定通りだった。   今日は舐めることを教えた。  手ですることを教えた時に気持ちの良いところを教えたから、上手に舐めた。  微笑みながら髪を撫で、その舌や唇を楽しんだ。  誉めてやりその口に放った。  少年はちゃんと飲んだ。  お手本代わりに少年の性器もしゃぶってやった。  少年のモノも飲んだ。  若い味がした。  酷いことをしていいか?  男は甘えるように少年に聞いた。  少年は夢見心地に頷く。  口をひらかせ、その口の中に押し込み、犯した。  少年は苦しそうに呻いた。  だが、髪を掴んでその口のなかを楽しむ。  キスで教え込んだ気持ちいい場所を擦った。    可愛いよ  とても可愛い  そう甘く囁きながら。  少年は酷い行為に、それでも感じた。  可愛いと言われたから。  ずっと優しいキスでおしえられた場所だから。  少年は喉を犯されながら、自分で穴を弄っていた。  苦しみ喘ぎ、感じながら、男を欲しがり穴を弄っていた。  完璧だ。  完璧だ。    男は感動すらしていた。  ここまで上手く行くことはそうはない。  男は細い喉を塞いで犯した。  少年はえづきながら、それでも、後ろでも前でも、口の中でも達していた。  喉から引き抜かれて出されても、少年は微笑んだ。  信頼と、愛情を湛えた目で。    可愛い  可愛い  本気で言った。  たっぷりと犯した。  もう、身体は完璧だった。  甘く熟した果物に突き立てて味わい、楽しんだ。  少年は欲しがり乱れ、甘かった。  仕事を忘れて楽しんだ。  今日はこれでいい。  これで。  でもまだだ。   完璧だけど完璧じゃない。    明日が最後だ。  明日で完璧になる。  

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