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1日目

 奴隷に頼み、暴れないように壁に繋いで貰った。  少年達を仕込むなら、専用の台を使うが、この皇子なら台ごと壊されそうだ。  拷問部屋を借りたのだった。    「触れるな、無礼者!!」  糸一本身につけていないのに、皇子は惨めには見えなかった。  怒り狂った猛獣のように美しい。  男は感心した。  戦闘奴隷を一人残してもらったが、何かあったら守ってもらえないかもしれない。  皇子は強い。  武器一つなくても。  それに納得した。  だからまず、しっかり鎖でつないで、薬を塗った針を刺した。   動かないように押さえつけてんもらってツボに刺したのだ。  暴れる聞き分けのない少年達にたまにこの手を使う。  喚き怒鳴っていたが・・・ほら。  大人しくなった。  ピクリとも動かない。  「鎖を外していいよ」  奴隷に頼む。  鎖をはずされた身体を撫でることから始めた。  「何の薬を?」  奴隷が不安げに聞く。  奴隷が話かけてくるのは珍しい。   この国の奴隷はわきまえてなければ生き残れない。  だが、奴隷もこの皇子に何かあったなら責任をとらさせられるのだろうと推測する。  聞かずにはいられないだろう。  「数時間動けなくなるだけさ。身体の感覚は鋭敏になる」  男はゆったりと皇子の身体を撫でていく。  指先一つ、舌の一つ動かせないが、皇子はされていることをしっかり感じている。    少年だったらまず快感を覚えることを教えるのだが。  この皇子の場合は。    さっさと立場を教えた方がいいだろう。     普段仕込む少年達とは違い、皇子は背も高く、鍛え上げられていた。  身体をひっくり返すのを奴隷に手伝わせた。  面倒だ。  だが、筋肉のついたしなやかな戦士の身体は、中性的な少年達とは違う魅力はあった。  「こんなあんたが、戦の女神の恋人みたいなあんたが女になって抱いて欲しいと泣き叫ぶようになるんだぜ」  そう囁いて楽しくなった。  後ろの穴に香油をそそいでほぐしていく。  完全に力が抜けた身体は、容易くその場所もほぐれていく。  何より子供より気を使わないでいい。  子供なら数日かけて慣らすが、皇子ならその必要はない。    それに皇子には快楽を今は与える必要がなかったからだ。  穴の締め付けを指で楽しんだ。  「狭いな。使ったことがないのか?」  話しかけながら、指でその穴を犯した。  舐めたり、良いところを教えるよりも先に、教えてやらないといけないから手荒に解す。    「あんたの国では男色は死罪だっけ?つまらない国だな。もう、あんたは国には帰れないよ・・・オレに犯されるんだから」     男は早々に穴にあてがった。    巨大な性器を。  身動きできない皇子は涙だけを流す。  何もできないからこそ。        「高貴な穴を使わせて貰おうか」  男は皇子の耳を噛みながらささやき、うつ伏せだままの皇子に覆い被さり、ゆっくりその穴を犯していった。  「本物の処女だ。狭くて、たまらない」  ゆっくり沈み込み、耳許で呻いた。  狭い穴。   熱くて、少年達のように脆くはない穴。  戦士の穴。  その熱さを男は楽しんだ。  「いい穴だ。女のもんより気持ちいい。こんなのを持ってあんた戦ってたのか?良く犯されなかったな」  そう言いながらゆっくり腰を使う。         この穴はまだ欲しがりはしないが、でも男を許した。  奥まで入らせた。  身体の力が入らないからこそ。  皇子は身体を動かせない。  だからこそ、その穴について教えこんだ。  男を受け入れる穴なんだと。  ゆっくり動いて、穴についての授業をした。      どんな風に脹壁が引き伸ばされ、襞が裏返されるのか。  どこまで入るのか。  擦られ突かれることも。  最初から奥をこじ開けた。  何度もつけば開くことも、  そう奥にある入り口の存在まで教えてやったのだ。     快感はまだないだろう。  でも、初心者でもわかりやすいしこりのあたりを擦ってやると性器は堅く大きくなりはした。   だがそこまでだった。  まあ、今度でいい。  そして、出して中を濡らしてやる。    深いところで。  皇子は泣いていた。  戦の女神の恋人。  女神のために童貞であると言われていた。  結婚するまで、戦の女神に使える戦士は清らかな身体でいるのだ。  その身体を犯された。  男に。  誇り高い戦士が屈辱に泣いていた。  男はゆっくりと楽しんで、その穴を思いのまま使った。  まずはここから始めないと。  もう戦士てはなく、犯されるための存在であることを教えこむところから。  「いい穴だ。高級男娼でもこんな穴は中々いない。戦士はいいな、初めて抱いたが。今日からここで男を受け入れるんだ。たたかう変わりに」  男は囁いて、薬の効き目がきれるまで、その穴で楽しんだ。   たっぷり中に出しながら。         効き目がキレる前に、奴隷に言って鎖で繋いだ。  奴隷と皇子の両方に言う。  中のものを掻き出しておくように、と。    「オレの子種を手放したくないなら構わないがね」  皇子に囁き、力ない唇を塞ぎ、その舌を吸った。     自分と同じ大きさの男を抱いたことはない。   少年とは違う大きな唇が気に入った。  咥えさせたい。  でかい唇で、たっぷり舐めさせ、吸いつかれながら唇で扱かせたい。    少年達とは違う良さがあるはずだ。  美しい顔はでも男のもので、それが良かった。  舌も動かせない皇子が悔し涙をながすのを見つめながらキスをした。   怒りに燃えた金の瞳が美しかった。  「ここでオレのを咥えて、自分で穴を弄るようにあんたはなるよ」  予言しておいた。  自分と同じ体格を抱きしめるのも良かった。  こちらも包み込まれるようだ。  少年達とは違って。  これはこれで。  今日はここまで。   奴隷に精液をかきたされさたなら、もっと皇子は自分が汚されたこと自覚するだろう。  後は奴隷にまかせた。  奴隷が自分を見つめる目になにか力を感じたが、今は気にしないことにした。

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