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3日目

 奴隷に許したのは皇子の穴を綺麗にすることだけだった。  全て終わるまで、この二人には互いを与えるべきではない。  皇子が感じ乱れるいやらしい穴になるためには、好きな男に焦がれる必要がある。   本物を与えてしまえば、他の男に乱れにくくなる。  それでは、ダメだ。  恋する男に狂うように、ほかの男に抱かれても狂わないと。  そうすれば、男達は皇子の虜になるだろう。  それでも。  身の回りの世話をしていたから、その身体に触れ、洗うくらいまてまはしていただろうが、奴隷と皇子では許されなかったことが行える今、奴隷は皇子の穴に舌をねじ込み、他の男の精液を舐めとっていた。  嫉妬と。  そこに触れられる嬉しさと。  奴隷は吠えながら、泣きながら舐めていく。  指を挿れてかき回し、舌をねじ込む。  巨大な性器を立てたまま。  皇子は好きな男にそこを弄られて、嬉しさと、他の男に犯された後始末をされる悔しさと、いろんな感情が入り混じって、泣き叫ぶ。  止めてくれ、見ないで、許して。  皇子は奴隷に懇願する。  許さない。  許さない。  許さない。  奴隷は指で激しくそこを犯しながら叫ぶ。  そして、舌をねじ込む。  他の男に犯された味を、味わう。    泣きながら。  そして、互いに名前を呼び合いながから果てていた。  互いに性器に直接触れることなく。  あれは気持ちいいだろう。  その様子をみながら、男はおもった。  セックスなんて、所詮は脳でするもんだ。  この二人は他人を通じてでも相手とできる。  なら、とてつもない快楽を獲られる。  なら、それを利用して、皇子には淫らな肉になってもらおう。  仕込むのが楽しみだった。  3日目にしたのは、キスの仕方とフェラの仕方。  同時進行で、乳首の開発も必要だった。  皇子の鍛えられた胸にある乳首を吸ってみたが、皇子の反応はイマイチだった。  ここの感覚が弱い。  だからまずたっぷり舐めて吸って尖らせて。  糸でしばった。  「痛い」   軍人である皇子は憮然と眉をひそめただけだ。  痛みには強い。  泣いて嫌がる少年達とはわけが違う。  「育てるんだ」  それだけを説明しておく。  紐で縛ってそのままにした。  まずはキスから教え混んでいく。  背中から奴隷に抱きしめさせ、その体温に包ませながら、皇子の口の中を舌で探っていく。  皇子は奴隷の腕に指をたてて、キスの合間に喘いでいく。  好きな男の体温に包まれするキスは気持ちいいだろう。  唾液を注ぎ込み飲ませる。  その動く喉を焼け付くような目で奴隷が見てる。   男へも嫉妬に焼かれる目を向けて。  決して挿れてはいけない性器を皇子の尻にこすりつけながら。    皇子はその動きにも感じて、キスに応え始める。   もう、キスをしているのが誰かもわからなくなっているのだ。  その舌を噛み吸う。  促したなら、皇子も舌を噛み吸う。  いいキスだった。    舌を擦り合わせることを教えた。    舌を舌でフェラすることを。  皇子は夢中で舌を貪る。   うまそうに。   奴隷はそんな皇子を抱きしめ、皇子の尻の肉に性器を擦りつけ、オナニーを始める。  男は皇子の性器をキスしながら扱き、皇子にも自分のを扱かせた。  欲しがる皇子の指は良かった。    ずっと童貞だったのだ。  夜な夜な奴隷のことを考えて扱いていたのだろう。    三人で達した。     皇子は身体をふるわせた。  足りないのだ。  前だけではもう、足りないのだ。  だが今日はまだだ。  男は皇子に自分のものをしゃぶるようにいった。  奴隷が皇子の尻の肉にかけた精液を、自分の性器に塗りつけて。  「舐めるんだ。お前の愛しい奴隷の精液だぞ」  恋しい奴隷が欲しすぎる皇子は、それを塗られた男の性器にむしゃぶりついたのだった。  夢中で性器を舐めて吸う、皇子の髪を撫でながら、嫉妬に狂った目をする奴隷に男は言った。  「乳首を弄ってやれ」と。  紐で縛られた乳首を。  夢中で性器をほうばる皇子。  その皇子の胸に指を伸ばして、その乳首を弄りだす奴隷。  皇子は、痛いだけの乳首への刺激を苦痛をこらえながら受け入れていく。  だって、触ってくれるのは、愛しい奴隷だ。  触って欲しいと言うことさえ許されなかったのだ。  その苦痛すら、喜びだった。  もうすっかり好きな男の精液なんて嘗めとってしまったことも忘れて、男の性器にむしゃぶりつき、奴隷の胸を弄る指を欲しがった。     「完璧。完璧だよ、皇子」  男は思わず呟く。  頭を掴んで喉まで犯しても、皇子はいやがらなかった。  喉の奥まで欲しがった。  好きな男を求めることを、他の男とのセックスの中でみつけることができていた。  赤く充血した乳首を強く潰されることさえ喜んだ。  だってそこは、愛する奴隷がそうしてくれているのだから。  完璧だった。  でも、まだ完璧じゃない。    

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