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第4話(R18)

 翌朝、まだ日も明るくならない中、ライルとスグルのとっている部屋。  2人は既に起きていて、スグルは剣士としては若くして最強クラスだが、魔力耐性が全くないライルに術を施していた。 「あぁ、ンっ!」 「バカ。変な声、出すな。手元が狂う」 「す、すまん。で、も、でもぉ、んンっ!」  燭台に刺さった3本の蝋燭が室内を明るくする中、ライルは感じたような声を上げ、顔を赤らめている。  というのも、ライルは一糸を纏うことなく、ベッドへ横たわり、スグルはライルの裸体に呪(まじな)いをブマの町に伝わる筆で書いていたのだ。 「イくと呪いは効力を失うからな。悪いが、今日1日はイけなくするぞ」  スグルは尿は出せるが、精液等は一滴も出せない器具に香油を塗り込むと、ライルの亀頭から尿道にかけてしっかりと挿入する。 「あぅ、んぅ」  刺激は与えられるのに、文字通り、一滴も出せなくなった体液にライルは燭台で照らされる細い裸体を恥ずかしげもなくくねらせる。ブラウンの目にもグリーンの目にも涙を浮かべ、黒髪も振り乱していた。 「チっ」  スグルは早朝とは言え、誰かが起きてくることを考えて、敵対勢力やモンスターを拘束する。  一見、荒々しい魔術ではあるが、呼吸は十分にでき、口内も必要以上には開かない。また声も艶は失われるが、寝息くらいにしか聞こえなくなる。 「ん……ん……」  スグルは見た目は自分と瓜2つの、それ以外は全く真逆の兄ライルの痴態に心を乱されながらも、ライルの裸体に呪いを施していった。

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