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第13話(R18)
「うぅっ……!!」
直腸側からも陰茎側からも前立腺が無遠慮に押され、スグルは気が狂いそうになる。
「ア、うっ……!」
短い嬌声と共に、スグルはとうとう耐え切れずに精液を出す。
無色透明の物体には液体が漏れたようになるが、間髪入れずに、2発目の発射を促すように物体はスグルの陰茎に刺激を加える。そればかりではなく、陰嚢にはガラスでできたもの凄い細い針のようなものが刺さる。その針からは以前、無色透明だが、精液を尋常では考えられない早さで作るような毒が注入されていく。
「うゥゥっ!!(ど、どく、か? タマ……タマが、腹の、おくが、あつ、い……)」
無色透明の物体はひんやりとしていて、まるで、砂漠地方・デセルトに滞在した時に入った氷風呂のように気持ちが良い。
だが、スグルの陰茎を始め、陰嚢、精巣といった部位は逆に燃えるように熱い。まるで身体を貫いて、炎の手で直に鷲掴みにされているように熱かった。
「アぁあああ!!(死ぬ……のか、俺? こんな、ダンジョンで、訳の分からない、死に方で……)」
スグルは右側のブラウンの方の目にだけ涙を溜めて、意志に反した射精を繰り返しながら、自分の行く末を考える。
トレジャーハンターとして生きようと決意した時、ダンジョンの中で生涯を終えるリスクを考えなかった訳ではない。
しかし、肌を晒し、自分の身体を弄ぶように犯されながらという、こんな惨めな最期で終わる。気が強く、プライドも高いスグルでなくとも、我慢はできそうになかった。
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