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第18話(R18)

「ァん、んぅ、ハうぅン……!」  ライルはフィリップの手管によって、既に5回程、達した。 「ライル君、水だ。飲んで」  体液にスリメの毒の反応がなくなるまで体液を出し続けなければならない為、フィリップは手管を駆使するだけではなく、ライルに水も飲ませて、2回程、排尿もさせる。口には出さないが、ベッドの上で良い年をした大人がお漏らしをするなんて、恥ずかしいだろう。  だが、ライルはフィリップの手で腹部を軽く小刻みに押されると、拒むことなく、ショロショロと黄色い、精液ではないものも垂れ流す。  フィリップは試験管ベルトから試験管を取り出すと、精液と前立腺液を採った時と同じように、ライルの亀頭にヒヤリとした試験管のクチを押し当てる。 「アあァァ、アぁぁ……」  ディシーの名物とも言える波音も聞こえぬくらい静かな部屋の中、ライルの喘ぎ声と排尿の音が響く。フィリップとしても何か、言ってあげたかったが、変にライルに羞恥心を与えるのも意図するところではない。  フィリップは無言で、試験管での採取を終えると、試験管のクチや側面を軽く拭き、コルク栓をして、中身が溢れないようにする。 「クィルに毒の反応がないか、見せてくるよ。あと、つらいだろうけど、俺が帰るまで採取ができなくなるから……」  フィリップは先程、ライルの亀頭から引き抜いた射精を封じる器具を引き抜いた時と同様にスッと差し込む。  既に色んな体液で濡れた状態になった尿道に差し込むのは楽で、ライルとしても痛みはなかったが、出しっぱなしと同じくらい出せなくなるのもつらく、ライルは声を漏らす。 「うぅぅ……」 「できるだけすぐに戻ってくるから、何とか耐えてくれ」  つらそうに息を吐き、裸体をくねらせるライルを残し、フィリップが部屋から出ていくと、静かな部屋の中にはライルの息遣いが響く。  シーツには微かにフィリップの匂いがして、ライルはあんなにイってしまった後だというのに、腹の奥が熱くなるのを感じた。

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