「スグル君、スグル君」 　長い長い、スリメ毒の治療が終え、スグルもクィルも深い眠りについていたが、クィルは起きる。 　スグルはまだ眠っているようだが、既に体外へ全てのスリメ毒を出し切って、既に丸１日が経とうとしている。 「クィル、さん……？」 　まだスグルは処置をした台に横たわったままだったが、既にスグルの足は閉じられていて、天井に向かって固定もされていなかった。また、スリメの粘液や己の体液で濡れてはいなくて、クィルが綺麗に整えて、クロトーをかけてくれたようだった。 　だが、催淫剤の効果はまだ切れていなかったのだろう。スグルはもぞもぞと股の部分を動かすと、熱を帯びた目でクィルを見た。 「スグル君。誘っていると思われても、仕方ないですよ？　それは」 　クィルは言うと、スグルは度重なるクィルからの責めに弱々しく答える。 「もう、からだに、毒が、ないなら、クィルさんのを入れて、ください。もう、がまん、が……我慢、できない……」 　散々、煽られ続けられたスグルの強靭な身体と同じく、クィルの鉄壁の精神も煽られ続けられていた。 「本当は反省してもらおうとしてたんですけどね」 　クィルはスグルに巻かれた布を丁寧に剥ぐ。立ち上がり、震えているスグルの陰茎をそのままに、クィルはスグルに股を開かせ、再び脚を天井へ向けて固定する。 「ンっ……」 　スグルの喘ぎ、ヒクヒクと晒された肛門へクィルはオイルを垂らし、ぐちゅぐちゅと滑りを良くする。 「はっ、んっ！」 　ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音がスグルの全てを犯していく。 　そして、クィルは少し背伸びをすると、その体勢から腰を落とし、自らの陰茎を埋めた。 「ああッ、アあぁん！」 　クィルは半ダチながら十分に硬さのある陰茎をスグルの直腸の入口からＳ字結腸へ焦らすことなく、素早く打ちつけて、それを繰り返す。 　スグルのグリーンとブラウンの目には涙が溢れて出ていて、とうとう見開かれたまま、固まってしまった。 「アぁ、あアっ……」 　力なく呟かれるスグルの嬌声に、小刻み震え、麻痺したような腸内にクィルはスグルが達したのを感じた。