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第48話 (4月) (3) ※R18

「ん…っ、ふ、ん、ぅ…っ! あっ! や、ぁッ!」 「気持ちイイ…? もう…トロトロ…!」 凪の大きな手の中で素直な反応を見せる紅葉のモノは既に蜜を溢れさせていた。 凪はその蜜を指に絡めながら、自身のモノと共に握る… ドクドク…と熱い鼓動が触れ合い、互いに伝わる… 「ん、ァ…っ! あ…っ、ぁ…、ん。 ね、…舐めたい。」 「……。いーよ。」 恋人の熱烈な視線とお願いに気を良くした凪は、紅葉の髪を指ですきながら熱くて狭い口内の感覚を楽しむ。 自分がされるのは苦手なのに、凪のをするのは好きな紅葉… 口いっぱいに頬張って一生懸命愛撫してくれる姿は堪らない。 「…っ! 奥まで、いい…?」 コクり…と頷く紅葉の後頭部を手で支えて喉の奥まで入り軽く揺すった。 絶対苦しいだろうから最短で切り上げて、抜いたところで一度熱を放った。 「ん…っ!」 飲み込めなかった分を舌で掬う紅葉は妖艶だ。 「出していーのに…(苦笑)」 「…ん、気持ち良かったぁ。」 「それ俺の台詞ね(苦笑) 一回口洗う?」 凪の提案に頷いた紅葉は洗面所へ走って行った。 ここで再びユージから連絡が入る。 「悪い、今無理。 手短で。」 「あ、マジで? ラブラブなとこごめんー! 明日の時間さっき伝えたのと変更になったから後でLINE見て!」 「了解。ありがと。」 手短に通話を終えて、紅葉のもとへ。 ミネラルウォーターを与えて、自身も喉を潤す。 紅葉は口洗ったよと報告すると凪に腕を伸ばした。 「キス、していい?」 「ん。」 そのまま紅葉を抱き上げて再びベッドへ向かった。今夜のベッドは大きくて安心感がある。 「紅葉も口がいい?」 「手がいい…。」 「こっち? それとも…中?」 「ん…、両方…っ!」 「りょーかい。」 ローションを使いながら、長い指で紅葉の中を探る凪。 昨夜もしたので、柔らかくて素直に凪の指を飲み込んでくれる。 「ん、ん、…っあ! や…っ! あ、そこっ! だめ…っ!」 同時に前にも触れると紅葉の可愛い反応に満足そうな凪。 敏感な場所を丁寧に触れていく… 「ぁ…、は…ッ! あ…なぎっ! ん、い…くっ!」 白濁を指に絡めた凪は、紅葉の頬に口付けると、マナーアップした自身を進めた。 「んんッ!」 ゆっくり奥まで挿入すると、ゆっくりとした長いストロークで慣らし、紅葉の反応を確認する。 そして大丈夫そうだとみると今日はベッドの強度を気にすることなく、激しく攻めていく凪。 「あ、っ、ぁ、ん、はっ、んー!!」 紅葉の足を抱え直して膝に口付けると、上から最奥を突いた。 「んぁっ、ふ…っ、ん…っ」 意味を成さない喘ぎと、淫らな水音、2人の息遣いが部屋に響く。 「前もする?」 紅葉のモノにも手を伸ばした凪は容赦なく弱いところを狙った。 「あーっ、ダメっ! だ、めッ! いくっ!」 二度目の射精を迎えた紅葉。 休む暇なくそのまま動き続ける凪に“待って”は聞き入れてもらえなかったので、続けて後ろだけでも達した。 「気持ちいい?」 宣言通り…? それ以上に激しい行為に紅葉の体力は限界に近かった。 抱き起こされて、対面座位になると思わず「もう無理…」と呟いた。 「可愛い。 好きだよ。」 凪から魔法の言葉をもらって思わず微笑む紅葉。 「僕も大好き。」 「ちょっと膝立てて? そう…。 気持ちいいとこ当たるように動いてみて?」 「ん、や、だ。 恥ずかしいよ…。」 出来ないと首を振る紅葉の腰を大きな右手で支えた凪は、左手で紅葉の顎を掬い口付けた。 ゆっくりと歯列をなぞり、舌を吸い、絡み合う本気のキスに紅葉がボーっとなる頃、耳元でそっと囁いた。 「可愛い。 もっと気持ち良くなって、やらしいとこ…見せて?」 腰に響く低い声で最愛の恋人に“お願い”されたら、頷く以外なかった。 拙いが、懸命に動く紅葉の顔中にキスをする凪。 控えめな動きは焦らされているようでもあり、視覚的にも最高だ。 時折凪が下から突き上げると、高い声を上げる紅葉。 「ん、んっ、あ…っ、ん! や…ッ! あぁ…、いく…っ!」 「もうイッてるでしょ…?(苦笑)」 後ろはずっとイッていて、前にからもトロ…っと蜜を溢れさせる紅葉。 「っ、凪…っ!」 「…ん。」 凪は自身の限界も近付き、再び紅葉を押し倒すとラストスパートをかけた。 「ひ、あっー!」 「紅葉…っ!」 凪は震える紅葉の中で達し、紅葉もイッたようだ。でも放たれたのはサラリとした潮で、ぐったりする紅葉にさすがに激しすぎたかと苦笑する凪だった。 「じゃあ行ってくるな? なにか欲しいものあったら適当に頼んでいいから、部屋で待ってて。 一人で出歩かないって約束ね。」 「大丈夫。 しばらく出歩くの無理…。」 起きてから凪が買ってきてくれた朝ごはんと飲み物、コンビニスイーツがあれば十分だ。 いってらっしゃいのキスで凪を見送り、紅葉は二度寝に入ったのだった。 End

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