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第66話 (8月) (5) ※R18

何度達したか分からなくなる頃… キスの合間はずっと凪に「好き」と言い続けていた紅葉。 凪も数え切れないキスと愛撫の合間に「可愛い」と甘い言葉をくれた。 「紅葉ー? ここどう? 気持ちイイ? …あと…次はどこに欲しい?」 正常位でゆっくりと熱い中を楽しみながら凪は紅葉の耳元で聞いた。 「あ、ん、いい…っ! …は、ぁっ、んー…ッ! あ、も…無理…ッ! ァ…おく、欲し…っ! 凪…! お願い…! 奥がいい…ッ!」 「了解…!」 凪は求められるままに腰に絡み着いた紅葉の脚を更に抱え上げ、最奥を突いた。 「ャ…ぁあー…ーッ!」 「…く…!」 「ん…?」 「あ、起きた? 大丈夫?」 「…ごめんね、寝ちゃってた?」 達したまま気絶するように眠ってしまったようで、紅葉はタオルケットを握りながらいろんなものでベタベタだった自身の身体がさっぱりしていることに気が付いた。 「30分くらいかなー? 一通り綺麗にしといたけど大丈夫? 気持ち悪くない? あ、水いる?」 「いる…っ! ありがと…。」 紅葉にミネラルウォーターを渡した凪は、隣に座った。 「…ごめん、けっこうガッツいたよな…。」 身体を労るように腰を抱き、前髪に口付ける凪…。 「…うん…、そーだね…(苦笑)」 ビックリしたと答える紅葉。 「怒ってる?」 「怒ってはないよー。 …朝、珊瑚と顔合わせるのが気まずいだけ…。 その…!久しぶりに…ちゃんとしたから…なんか凪くんともちょっと恥ずかしい…!」 「え、今さら?(笑)」 「ん…。 気持ち良くてビックリした…のと、嬉しかった。凪くんが近くて…。」 「…なるほど…。そーいうこと言うー?」 紅葉と額同士をくっつけた凪は「可愛すぎて無理」と呟いてゆっくりと口付けた。 せっかく起き上がったのにまた押し倒されて驚く紅葉。 「んん…っ? あ、もう無理だって…! …寝よ?」 「あと1回だけ。」 「や、でも…! せっかく綺麗にしてもらったのに…?」 「ゴム着ける。 また拭いとくし、起きたらシャワー浴びよ。」 「いや、あの…っ! ん…ぁ、待って…!」 待っては通用しなくて、先ほどまで彼を受け入れていた秘所はすんなりと凪の指を飲み込んだ。 「…まだ中柔らかいし、熱いな…。 ……スゴ…! ピクピクしてる…!」 「ぁ、ぁッ! ダメ…! や、ぁ…! も、でない…からッ!」 「…ん、でもココでイケるでしょ? 俺ので突かれて…可愛くイクとこ見せて?」 凪は紅葉の後口に自身を添えると横臥位でゆっくり挿入した。 「あー…っ!」 紅葉は喘ぎながら凪の腕にギュっと掴まる。 凪はキュッ…と締め付けてくる紅葉の中が心地好くて、息を吐いた…。 そして紅葉の胸を指の腹で押したり、転がしながら前にも触れると首を振りながら限界を訴える紅葉…。 「ャ…ぁーっ、ん…っ! んん…っ! あ、もう…ダメ…! ぁー、ん、きちゃう…! やだ…っ!」 「紅葉…っ!」 キスで喘ぎを抑えながら互いに絶頂を迎えた。 「はぁ、はぁ…っ! ふ…、ん…!」 凪のモノが抜かれるだけでも快感で身体が震えた。久々のSEXは少々濃厚過ぎた…。 「…ちゃんとイケたな。」 凪の右手には紅葉が放った潮…。 満足そうに微笑むと紅葉の髪にキスをした。 「もぉ…っ! それ…ヤなのに…! ……うう、もう寝るー…っ!」 「拗ねてるの? スゲー可愛いだけだよ? もー(苦笑)…おやすみ。」 快感の後遺症というか、まだ身体がふわふわしていて布団の中で戸惑う紅葉。 簡単に片付けを終えた凪がギュっと抱き締めてくれてようやく安心出来たようだ。 もぞもぞ…と身体の向きを変えて凪と向き合うと触れるだけのキスが落ちてきた。 「紅葉…、スゲー好きだよ。 めちゃくちゃ可愛かったし、気持ち良かった。…ありがと。 …おやすみ。」 「凪くん…っ! おやすみなさい…。 僕も…大好き…!」 翌朝早く、凪がリビングへ降りるとソファーで珊瑚が寝ていた。 やはり声が響いてうるさかったのだろうかと様子を伺うと、ソファーの下(床)で翔も寝ていて驚く凪。 “散歩、散歩!”とはしゃぎ回る愛犬たちを宥めていると、珊瑚が目を覚ましたようだ。 すかさず平九郎と梅から“おはよう”の挨拶を受けている。 「重い、暑い…!」 「おいで…。 珊瑚、はよー。 ごめん、うるさかった?」 「え? あー…いや、喉渇いて起きた。 終わんない感じだったからここで待ってたら寝てた。…そしたらいつの間にかこいつらが寄ってきて重くて暑くてさー…(苦笑) …うわっ!なんか踏んだ!」 「それ、お前の旦那だろ?(笑)」 ソファーから起き上がった珊瑚は床で寝ていた翔を踏んだようだ。 痛かったのかもぞもぞと起き出す翔…。 「……翔! なんでここにいるんだよ。サチは?」 「んー? あ、おはよー……。 さっちゃん? 昨夜泣いたこと覚えてなかったよ。 なんかスゲー早起きしてさ、「レディの部屋に勝手に入らないで!」って追い出された…(苦笑) しょーがないから帰ってきたら珊瑚がソファーで寝てるから、かわいー寝顔見てたら二度寝したみたい…ふぁ…! 珊瑚ー、さっき俺を蹴落としたでしょ?(笑)」 「寝苦しいと思ったら…犬じゃなくてお前だったのか…。」 「ひどい…(苦笑) ほら、いつものモーニングキスは?」 「……そんなの…! いつもしてないだろっ。」 「俺を蹴落として、しかも踏んでおいて… キスもなし?」 「………そんなにしたければお前からすればいいだろ?」 「YES! そーするっ!」 「ッ?! んんっ!」 「…さぁー、暑くなる前に散歩行こっか。」 凪は2人を放っておいて朝の散歩へ出掛けたのだった。 End

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