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第123話(6月②)(5)※R18

「ーーッ! あ、んーっ! や、待って…!んぁっ! あ、凪…! ん、止まって…!」 「なんで?(苦笑) 痛い?」 最初からかなりの勢いで飛ばされ、久しぶりの行為に身体の感覚が追い付かず紅葉は思わずストップをかけた。 「違…う、けど、もうちょっとゆっくりがいいよ…!」 「あー…じゃあそれは"次"ね。」 「っ?!」 紅葉が苦痛を感じているわけではないと分かると、凪はそう答えた。 顔にかかった紅葉の前髪を優しく払い、汗ばんだ額にキスを落として軽く宥めると律動を再開する。 「やぁ…あっ! 激し…っ!」 ギシッ…ギシッ…と、ベッドが軋む。 「紅葉…っ!」 いつもより余裕のなさそうな凪の声に紅葉は堪らず脚を絡め、腕を伸ばして抱き付いた。 見つめ合い、何度も深く口付ける…。 互いの体温を感じながら身体を繋げることがこんなにも幸せだったのかと改めて感じていた。 「凪…っ いっぱい、きて?」 「……もちろん、そのつもり。」 「 ね…、もぉ無理…っ! も…、出ないからぁ…ッ!」 「ハ、…ッ! 出なくてもイケるだろ?」 凪の要求に紅葉は少し前の自分の発言を撤回したくなった。 「~ッ! あぁッ! あ…っ、あ…っ! 無理…っ! ん、んー! ぁ、や…!ふ、深…い…ぃっ!」 「あー、ヤバ…っ! 気持ちいーな、紅葉?」 「ん、ンッ! あ、や…だめ…! な、ぎっ、お願い。 ん…深すぎるのヤダ…っ!」 「ん? じゃあこれでどう?」 「ぁん…っ! あ…っ、き、もち…ぃ…! はぁ…んッ!」 「ココ好きだよなー… ほら、イッて?」 「あーーっ! っ、ん、ん、好き…っ! 凪…ッ!あ、好きっ!」 紅葉の声がより甘くなりご機嫌の凪。 指先で胸の飾りを転がしながら聞いた。 「紅葉ー、しばらく撮影ないよな? …なぁ、噛んでいい?」 「噛っ?! あッ!待っ! ーッ!」 もちろん甘噛みだが、紅葉の白い肌にわりとくっきりした歯形が付いた。右乳首を囲うように、だ。そして次々に増えていくキスマーク… 実はこちら(京都)でモデルの仕事が入ったのだ。新ブランドの販売促進イベントだと聞いている。 もちろん着衣だが、もし着替えなどで誰かに見られたらどうしようかと心配になる紅葉…。 でもすぐに自分に覆い被さる凪の表情を見てうっとりしていた。自分に欲情している雄らしい彼の姿に夢中になる。 「…今軽くイッただろ?(笑)」 「…っ!だって…っ! ん…っ、やだ…!止めちゃダメ! 意地悪しないで…! あ、もっと…!」 「さっきは止めろって言ってたのに…(笑) エロ可愛くて最高だな。」 その後も2人の愛の時間は深まり… 「…? 4時…?」 「支度出来たー? 帰るぞー。 んー、よし! 帰って仕事するかー! 今朝の仕込みは新人に任せてあるけど、早めに行って様子見ないとな…。 あ、平たちの散歩俺行くし、紅葉は今日は寝てていーから。」 気付いたら朝の4時だった。 約5時間… バスルームの戯れとマッサージの時間は除いて、ずーっとSEXしていた…らしい。 もちろん休憩はあったけど…イチャイチャしているうちに凪に悪戯されて、なんか気がついたら熱烈なご奉仕をしていて凪がご機嫌だったり… 所々思い返すと、紅葉は恥ずかしさで顔が熱くなった。 とりあえず紅葉が今起きていられるのは奇跡か…脳ミソと身体のバグかもしれない。 多分一回休んだらガタが表れるやつだろう。 今日は布団の上げ下ろしの手伝いが出来そうにない……。早苗(義母)になんて言おう…と紅葉は悩んだ。 凪はこのまま調理の仕事と愛犬の散歩までするというのだから恐ろしい…。 「……。 凪くん…、僕お腹すいたよ。」 「おー。朝飯も作るから待っとけ。」 「うんっ!」

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