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第127話(6月②)(9)※R18
紅葉は若干不服そうにしていたが、お風呂上がりのアイス(お手伝い特典で1日1つ無料)を与えれば笑顔が戻った。
紅葉がアイスを食べている間にPCを開き仕事をする凪。次から次へと仕事があるのは有難いが、身体は1つしかないのでいくつかは断らなければいけない仕事もある…。
集中してメールの返信や調べものをしていると、痺れを切らしたのか紅葉がPCとテーブルの間に割り込んできた。
「っと…!」
「まだー?
もう僕アイス食べ終わったよ?」
「あー(苦笑)…うん。
あと少し…、これだけ終わらせようかな。」
「……。
先に食べてていい?」
凪のスエットのゴム部分に指をかける紅葉は独特の色気があった。
「…どーぞ。」
チュ…ッ…ちゅ…ぱ…ッ
じゅっ……
「は…ッ、
紅葉…一回ストップで。」
「んん"っ」
やだと答えた紅葉だったが、熱量と質量をもったソレがズル…っと口内を抜けていってしまい不満を口にする。
唇を尖らせながらも体勢を整えると、両足をもぞっと擦り合わせる紅葉…
凪はそこを見逃さず、そのまま紅葉を畳の上に押し倒した。
「俺のしてて感じたの?」
「ぁっ!んーっ!」
しっかり反応を見せている中心を不意に握り混まれ、紅葉は慌てて声を抑えた。
「や…ッ!ン…っ!ぁ…っ!」
「いい反応…!
気持ちいい?」
「う、んっ!
きもち…い…!」
凪は紅葉を起こして向き合うように座り直すとキスを繋ぎ、身体を密着させた。
互いのモノを合わせると紅葉の手を運び手淫を促す。
「あ…っ、やだ…!
恥ずかし…!」
淫らに響く水音にそう言いながらも手を動かすのは止められない紅葉…。
「…そうじゃないだろ?」
「っ?! ぁっ、ーッ!」
本人よりも良いトコロを熟知している凪が絶妙な加減で訂正すると、短い悲鳴のような喘ぎと共に背中を反らせて吐精する紅葉…
「……俺まだなんだけど…(苦笑)」
「はぁ…、はぁ…っ!ごめ…!
あ…ん、ん、何?」
荒い呼吸をしながら横たわる紅葉を後ろから抱えた凪…
「久々に素股させて…」
耳や首筋にキスを降らせると低い声でそう呟いた。
「アッ! はぁ…、あ…ダメ…ッ、それダメぇ…!」
「ココ好きでしょ?(苦笑)」
「あ、いく…、んーんっ、イク…!
やっ、凪…!きちゃうっ、っ!」
「シーー…!(苦笑)」
横臥位で抱き締めながら宥める声は優しいのに手も腰の動きも全然優しさはなくて一気に上り詰める紅葉。
「んーっ…!」
「紅葉…!」
互いに達したあと、紅葉は潮まで吹かされて疲労困憊…。事後の甘いキスの前に「死ぬっ!脚がつる!」と叫んだそうだ。
翌朝…
「紅葉くん昨夜何か叫んでなかった?喧嘩?大丈夫?」
と、早苗に聞かれ思わずお茶の入ったコップを落としそうになる紅葉。
「あー、寝言。
紅葉、たまに寝惚けて喋ったり叫んだりするんだよねー。」
凪はシレっとそう答え、紅葉に睨まれたのだった。
END
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