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第155話(10月 ②)(4)※R18
それから2人で仲良く食器の片付けをして、凪は作り置き用のおかずを作り始めている。
休日なのに自分は全然休まない凪…紅葉はそっと後ろから抱きついた。
「ねぇー…、凪ー…?」
「んー?
何? ちょ…っ、もう終わるから…(苦笑)」
さりげなく凪のシャツの裾から指を差し入れてキレイな腹筋をそっと撫でる紅葉。
手の離せない凪は笑いながら身を捩る。
紅葉はふふ…と、悪戯な笑顔を見せている。
「作り置き?
ハンバーグだっ!」
「そう。こっちがきんぴら…。
1人の時でもちゃんと食えよ?」
「ありがとー。
今日のプリンも美味しかった!」
「おー。
プリン、明日愛樹にも持って行くか。
好物だもんな…って紅葉…!(苦笑)
動けないって(苦笑)」
「うん。
だって今日お外にデート行けなかったから…。体調も良くなったし、お家デート気分であーんしながらご飯食べようかと思ってたのにマツくんいたから出来なくて…
だから2回も我慢したから…やっとくっついてるんだー。」
「はは…っ!(笑)
とりあえず元気になって良かったな。」
「ありがとう。凪くんが看病してくれたおかげ…。」
改めて感謝の気持ちを伝え、凪を見上げる紅葉。
「ん?」
「…ちゅーしたら風邪うつしちゃうかな…?」
「ふ…っ
…平気だろ。俺、丈夫だし(笑)」
「やった!
ん…! ん…っ、…っ!
ハ…」
凪の返事にパッと明るい笑顔を見せた紅葉は背伸びをして彼の腕を掴むと早速唇を合わせた。
「……っ!
紅葉、これ以上はダメ。
また熱出るぞ。」
「えぇ…?
……じゃあ…コレならいい…?」
凪の前に座り込み、彼のベルトに手をかける紅葉。
慌てて止める凪。
「紅葉…!(苦笑)
今日のこと気にしてるのか?
そんなん…しなくていいよ。
止まれなくなるよ?(苦笑)」
「…違うよ。
僕がしたいだけ…。」
紅葉はそう告げると再び凪に手を伸ばした。
下着の上からそっと触れて、少しずつ反応を示す彼のモノに顔を寄せていく…。
それからゆっくり下着を下ろすと、長い指を優しく絡め、唇で触れていく…
次第に大胆に口内へ含み、拙いながらも懸命に愛撫を続ける紅葉…その表情は妖艶で…潤んだ瞳と目があった凪…。
「…そんな顔して…っ、ほんとこれ以上は止まれねーよ?
紅葉、お前も勃ってる…!
何もしてねーのにもう…キツそうだな…。」
「んんっ!
…あぁ…っ!」
凪の足の親指がズボンの前をかすめただけで軽く達してしまったようで…
凪のモノから口を離すとはぁはぁ…っ、と呼吸する紅葉…。
その腕を引き、腰を腕で支えて立たせると、凪は深く口付けた。
「ん、ん…っ!
あ…、凪…っ!」
器用に片手でベルトを外して中に手を差し入れれば甘い声が漏れる。
「あっ! あ、だめ…っ!」
「だめっていうか…、これは…もう脱ぐしかないだろ?」
シンクに手をつく紅葉…。
後ろから伸びた凪の腕が紅葉の胸を探る…。
服が擦れるだけでも刺激になってしまうくらい熱の高まった身体は次々に快感を拾い、紅葉の口からは甘い声しかでない。
「は…っ、やぁ…っ!ぁーっ!」
「しぃー……。
平九郎たち起きるからもうちょい声抑えて?」
「ん…っ!
ぁ、…ん…。」
コクコク頷きながら震える紅葉。
凪は調味料の引き出しからオリーブオイルを取り出し、たっぷりと絡めた指を慎重に紅葉の内部に埋めながら、彼の弱いポイントを攻めるのを止めない。
「あ、凪…っ!
そこ…ッ!
ん、それ…だめ…!いく…っ!」
中イキして体勢が崩れそうになる紅葉を支え、向かい合わせになり紅葉の腕を首に回させて抱き合うと、その細い脚を抱えた。
「…俺も限界。
…挿れるよ?」
「あ…っ!待っ…!
あっ…!っ!
や…、今…だめ…っ!」
「…っ!ぁー、うん…
ヤバいね?(苦笑)
…紅葉…?動くよ?」
「ーっ!
あ…なぎ…っ!
落ちる…っ!」
両足を抱えられて不安定な体勢に凪にしがみつく紅葉。
「ちゃんと抱えてるからへーき。
キツイ…?
気持ちイイ?」
「あ…っ!
すごい…っ、奥…くる…っ!
気持ち、イイ…っ!
ぁー、ふ、…ぁっ!い、っ!
んんッ、ヤ…っ!
また…イっちゃ…ッ!!」
下から突き上げられるように揺さぶられ、強烈な快感に思わず逃れようとする紅葉。
でもそうすると、予想外のところに凪のが当たって声にならない悲鳴をあげることになる。
「ん。可愛い…。
気持ちいーな。
…大丈夫。何回でもイっていーよ。」
「や…ぁっ!
あ、無理…っ!
はぁ…あッ!
凪…っ」
「紅葉…!」
その後…
お風呂で身を清めながらのプラスアルファもあり…実に充実した休日となったが、
体力の限界がきた紅葉は髪を乾かしてもらいながら眠ってしまった。
凪は少しだけ仕事を済ませると紅葉を抱えて寝室へ向かった。
「最近どうも歯止め効かないんだよな…。
でも紅葉も…だいぶ煽ってきてるよな…?(苦笑)
あー…明日の仕事に支障なきゃいいけど…。
おやすみ…紅葉。」
END
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