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第186話(1月)(3) ※R18

ほとんど休む間も無く…3回戦目は凪の希望でバックだ。 深い場所まで凪を感じながら紅葉は膝と内腿が限界で身体を支えられる程の力が残っていない。 「ごめっ、もう、無理…! 膝が…! あ、待って! またイっちゃう!あ…、あッ!」 「もうずっとイってるな…。 中も相当ヤバい…!」 凪は後ろから紅葉の腹部に腕を回して支えながらゆっくりと最奥を動く。 「凪…! もう…や…! 止まって?」 「…それは無理。 とりあえず一回一緒にイこっか。」 「あぁッ…ん! んーッ、は、アッ! あ、やだ…!ん、きちゃう…っ! やぁー…っ、凪ッ…!」 タオルでカバー出来ないくらい潮を吹く紅葉を抱き締めながら、凪も最奥に熱を放ったのだった。 「とりあえず時間もあれだから今日はこれで…。」という恐ろしい凪の台詞で解放されたあと、 お風呂に入れてもらい、全てを委ねる紅葉。 「お腹すいた……!すごーくすいた!」 「あー…昼メシのこと忘れてた。 何食いたい?たこ焼きだっけ?」 時間的にもうおやつで、凪はそう聞いた。 「ラーメン、たこ焼き、いちごアイス。 ケーキ……!」 「…よし…! 食べ行こっか。 初詣は東京帰る前かなぁ…。」 神社は階段も多く、駐車場からも距離があるため紅葉はとても歩けそうにない。 後日改めることにした。 その後… 「ふんふふふーん!」 お腹が満たされたおかげか、上機嫌な紅葉。 ケーキは家族の分も購入し、あとでみんなで食べる予定だ。 なんとか歩けるくらいまで回復したので、2人で平九郎たちの散歩に行こうと早めに帰宅することに。 疲れからか紅葉は車内で爆睡した。 帰宅後… ケーキを冷蔵庫にしまい、平九郎たちを撫でているとバタバタと早苗が慌てた様子でやってきた。 「あ!お帰りなさい。早かったのね。」 ホテル帰りで親に会うのは気まずいが、なるべく自然に振る舞う2人。 「ただいまー! お義母さん忙しい?手伝う?」 「…大丈夫と言いたいところなんだけど…お願い出来ると助かるわ。 凪も。…宮田くんが火傷しちゃったみたいで、今、冷やすもの取りにきたのよ。 紅葉くんはロビーに行ってもらえる? お父さんが迷子を連れてきてて…」 「大変…っ!すぐ行くね。 平ちゃんたちごめんね! お散歩あとで行くからね。」 「…了解…。俺も着替えてくる。」 帰った途端にバタバタだが、心身共に満たされた2人はアイコンタクトで頑張ろうと伝え合った。 「紅葉ー?」 「ん?なぁに?」 「…最高の姫始めだった。」 「っ!もう…!」 凪の台詞に真っ赤になる紅葉。 「改めて、今年も宜しくな。」 「…こちらこそ。」 END

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