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第239話(6月)(19)※R18

「あッ、アー…んっ!」 「っ! …まだキツイ?」 確認するように長い指を紅葉の後ろに這わせた凪はジェルをたっぷり付けて追加で優しく慣らしてくれた。 久しぶりに身体を繋げると記憶以上の質量と熱に驚く。 「ふ…は…っ! ん。だい、じょうぶ…! ゆっく、り… あ…っ、や、あッ…、アっ なぎ…!ぁ…ん…ッ あ!…だめ…っ! ゆ、っくり…って…ば…っ!」 「悪い…、俺も余裕ねーな……(苦笑) 紅葉ー?…ちゃんと 気持ちいい?」 「あ…っん、っ! ん…っ!きもちいい…! あーっ!や、やっ!奥…ダメ…!」 「あー…あんま奥ヤんない方がいいか…?」 明日の紅葉の仕事を考慮して体位を変えた凪は、浅いポイントを突きながらキスを落とす。 「は…、ふ、ぁあ…っ! あっ!それも、ダメっ! 気持ち…いい…! んッ、あっ!いく…ッ! ぁ…凪ッ! 」 「…っ!」 あっという間に昇り詰める紅葉。 急激な中の締め付けに耐えられず、凪も熱を放つ…。 「……ヤ…バい…(苦笑)」 「はぁ…、はぁ…っ! 凪…!ごめ…! ビックリした……!」 紅葉も気付いたらイッていたようで、凪の腕に掴まりながら息を整える…。 「…いーよ。 ってか、お互い様でしょ(苦笑) 紅葉…身体平気? ちょっと休憩しよ。」 「うん…。」 事後の眠さと葛藤しつつも、まだ眠るのがもったいない気がして2人はくっつきながら他愛のない会話をした。 「凪…今日のLIVEどうだった? 2マンだっけ?」 「おー。久々対バン…! 小さいハコ(LIVEHouse)だったけど、…だからかすげー暑くて…!滅多に脱がないマツくんが脱ぐレベル(苦笑)でもアンコールでセッションもして、めちゃくちゃ楽しかった。」 「わー…!それ見たかったなぁ…」 「資料用の映像なら録ってるから今度見る?」 「うんっ!」 「紅葉は? ユキたちと何とか会するって…昨日だっけ? 何食ったー?」 「うん!要くんの正社員おめでとう&交流の会! ユキくんと要くんとスイくんとうちでちらし寿司したよ。池波のおじいちゃんも途中までいてくれて、ピザとってくれたー! あ!あと、ユキくんママの唐揚げがすごい美味しくて~」 「そっか。…ってか…不思議なメンツだな(笑)」 「そう?楽しかったよ! あ、要くんに聞いたけど、ゆーじくんと要くんもお引っ越しだってね? 僕…外国籍だと難しいのは知ってたけど、同性カップルもお家借りるの難しいんだって分かってなかった…! 池波のおじいちゃんにも、凪と平ちゃんと梅ちゃんと暮らせるこの生活にも…もっと感謝しないと…って思った。」 当たり前に感じている生活もいろんな人の暖かな気持ちがあっての今なのだと紅葉は改めて思った。 ゆーじの賃貸マンションは契約更新しようとしたら同性カップルの同居は不可だと通知が届いたそうだ。どうして2人の関係がバレたのかは不明だが、ゆーじは仕事が詰まってる中での急な引っ越しに嘆いていた。 「そうだな…。 ん、大丈夫…!ゆーじは逆境に強いタイプだし…ソッコーで契約して引っ越してやるって燃えてたから…(笑)」 「おぉ…!ユキくんも池波のおじいちゃんのお仕事の一部引き継いで不動産会社とマイノリティのコミュニティのマッチングアプリ開発? 手伝ってるみたいで要くんといろいろ話してたよ。」 「え…、すげーな…。」 「うん。スイくんもバイト頑張ってるし…合間にギターも誠一くんに教えてもらったり… みんなすごい頑張ってる…! 僕も…いろいろ頑張るよー!」 凪の身体の上に半分乗りかかり、心地好い心音と体温を感じながら意気込む紅葉。 「ふ…、そうだなー。 あー…紅葉? めちゃくちゃいい話してるとこ悪いんだけど…」 「何ー?」 「…あー… もう一回だけいい?」 紅葉が無意識に凪の腕に触れたり、脚を絡ませてくるので徐々に再熱した凪。 紅葉の細い腰に手をかける。 「…っ!もーう!(苦笑) え…っと…、いーよ?」 OKが出ると嬉しそうに笑った凪は、キスで舌を絡めながら素早く紅葉の下着を下ろしてジェルを手にする。 「……このまま…上乗せたまましていい?」 中はまだ柔らかくて、すんなりと指も馴染んでいく… 「っ?! んっ、は…ぁっ…! や…、無理…っ! そ、れは…!ファイナル終わってからの約束でしょ?」 「……そうだけど…! 大丈夫、挿れたら紅葉の好きな体位にするから…!」 「アッ!ん、んーっ! だ、いじょうぶ、じゃない…、ぁ! んぁッ! あ、ぁんっ、深…っ!」 「っ! …あー…最高の眺め…!」 滅多に拝めない騎乗位に満足そうな凪。 「や…ッ! ね、これ…恥ずかしい…から…! ァッ、だめ…っ! 見ちゃイヤ…っれ 凪…っ!あ…ッ!ん、ふ…っ、ぁ…! 早く、違うの…っ!」 「んー、かわいい。 あー…うん、分かった。 じゃあこっち…。」 「んあっ?! …はっ、んー!あ…っ!ふ、くっ、…ぅう」 凪の大きな左腕1本で背中を支えられ、あっという間に上下が反転して、次の瞬間中の感覚も変わり声にならない喘ぎを口にする紅葉。 「や、ダメ…ッ! あ、これ……!あ…イク…っ!」 言うと同時に達する紅葉は半分放心状態だ。 「イケた? 俺もうちょいだから…いい? あ、待って、一回ちょっと抜くけど…」 「ふぁっ! アーッ!」 「これ好きでしょ? …動くよ?」 松葉崩しの体位に変えた凪は熱い紅葉の中、奥を攻める。 「待っ…!あ…っ! や…な、ぎっ!」 「ん。」 「んーーっ!」 キスを繋ぎながら抱き合い、中で達する紅葉に続くように凪も熱を放った。 「っ!」 「ふ、あ…っ!ん、気持ち良すぎた……」 「はは…! ホント…!あー…ヤバかった。」 さすがに2人とも眠気が限界だ。 「凪…? さっきのは反則…!」 「すみませんでした…」 騎乗位の件を叱られて謝る凪。 でも紅葉の声は優しかった。 「もうー…、仕方ないなぁ…。 ねぇ…凪…僕ね、幸せだよー… ありがとう。」 半分寝ながらそう呟く紅葉の髪を撫で、凪も寝る体勢に入る。 「ん。こちらこそ…。 …幸せ、だな。 …寝よっか。おやすみ紅葉。」 Fin

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