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第6話

穂の顔の上を横断するそれはまさに凶器と呼ぶに相応しいものだった。 これまで見てきたどんな男根より太く、長く、禍々しい。 穂の喉がごくりとなる。 さっきまでこんな行為はもうやめなければと思っていたくせに、生唾が溢れて止まらない。 「あの…咥えるのは無理だと思うんで舐めてもらっていいですか」 清正はそう言うと、自分の股間を穂の顔へと近づけてきた。 凶器の持ち主とは思えない謙虚な言い方をしているが、穂の後頭部は彼の手でがっちりとガードされている。 清正の肉棒が顔にぴたりと張りついた。 むせ返えるような雄の臭い。 嗅いだことのない強烈な雄の臭いが、鼻腔から脳へと突き抜ける。 その瞬間、抵抗を試みていた穂の両手から力が抜けた。 そして、清正の指示を受け入れるように唇が勝手に開いていく。 だめ…だめ… 穂は頭の中で必死に叫んだ。 だが、身体は穂の意識を無視するように自ら唇を近づけていく。 唾液で濡れた舌先が張り出した亀頭の側面に触れた。 僅かに舌を這わせただけで、その肉棒は表面に無数の筋を浮かび上がらせながら増幅すると更なる凶器へと変貌する。 これは罠だ。 穂はその時ようやく気づいた。 目と鼻の先でそんな様を見せられて、これまで清司に散々淫らな事をされ続けてきた穂が抵抗できるわけがない。 清司はそれを知って清正を連れてきたのだ。 しかし、いくら後悔してももう遅い。 穂の思考は唾液を纏わせた清正の凶器の熱と臭いに狂わされ、淫らな事を望んでいる。 先程の抵抗や拒絶は何処へやら。 夢中になって清正の男根にしゃぶりついていると、グッ、と足を抱え上げられた。 いつのまにか下肢の服は脱がされ、下半身だけ露出した状態になっている。 「いい子だね。今からそれが君のここにたくさん子種を注いでくれるよ」 清司はいつものように微笑むと、穂の後孔に長い指を突き立てた。

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