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第2話
小さな町では子供らしくない俺の行動は町の人には奇行に映った。
両親も俺の言動に気持ち悪さを覚えたのだろう。
あっさり捨てられた。
森の中をサバイバルしながら生活をしていた。
軍人に憧れていた俺は有りとあらゆる知識が有った。
歩くwikiと言われるほどに。
主人に日付を聞いた時、自力で5年も森で生活していた事を知った俺は嬉しかったね。
30年近く溜め込んだ知識で5年だよ!生き残れるって、先人の知恵は素晴らしいと思ったね。
転々とした生活で街には行かず全て森の中で済ませていた。
主人と出会った森はちょうど暖かい時期で、食料も豊富だった。
保存食を作るためにいつもよりも長く滞在していた。
干し肉や干した果物を狩人らにたまに見つかった時にわけていた。
森に勝手に居着いている俺を耳にして話をしに来たという訳。
本物の軍人様を見た俺は興奮してアイドルを街で見かけた奴状態。
いや〜黒歴史です。
それからあれよあれよと言う間に、出会ってから2日で主人の家での生活が始まったんだ。
ここに来て好きにして良いと許しをもらってたんでね。
使用人達と仕事してお茶して、たまに主人と話しして。
主人は今が丁度忙しい時期らしく、会えない事を謝る。
そんなに気にしなくて良いのに。
あと少しでゆっくり出来るから、その時にこれからの事を決めようと言ってくれている。
もしかして、この流れは、
俺も軍人になれるのでは!?
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