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第4話
有無を言わさず手当てしていく。
かなりひどいな。
アザだけではなく刃物?とかで切られたあともある。
…あと気になるのがずっと体を強張らせ手をかなり強く握っていること。
……人に触られるのが怖いのか?
だったらセックスなんざできねぇと思うが……
「別にこんなことしなくていいって
……はー、今日ひっかける相手間違えた。」
本人は飄々 と話す
「セックスだけならできるぞ。
俺、バイだから男もイケるし。
これ以上怪我増やしたくないから痛くすることはできないけど。
なんでえーっと……木下こんなことしてんだよ。」
木下がふいっとこっちを見てすぐに顔を前に戻す。
「……木下じゃなくて名前、悠介って呼んで
こんなことしてるのはいわゆる……えーっと……ドM?とか言うやつだから。
痛くないとイけないの、さっきも言ったじゃん。」
めんどい、とこれ以上は聞いても答えてくれなさそうだ。
「ほい、手当て終わり。
……ってすぐはがそうとするな、そのままにしたら感染症とか危ないから。」
「このままだったら他の男ひっかけらんねーじゃん。」
「俺が相手してやるって。
そのまま他のやつ探すよりいいだろ。
……ちょっと待っててシャワーさっと浴びてくる。」
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