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第18話
食事が終わり、悠介の怪我を確認する。
頭の方は血が止まっているし大丈夫そうだ。
思ったよりも傷が深くなくてよかった。
上半身の方も……悪化はしてないな酷いけど。
問題は……
「悠介、足と尻の手当もするから。
ズボン脱いでうつ伏せになってくれ。」
ズボンをさっさと脱いでうつ伏せになってはくれるが体がガチガチになってる。
「ほら、悠介まくら使え。
……触るぞ。」
「〜〜っっづ!!!!」
少し触れただけで体が異常なまでに反応する
声を上げないようにだろう、必死にまくらに顔をうずめている。
「悠介、大丈夫だからな。
すぐ終わらせるから。」
「ひっ、っっっぁ、ぅぁっ、〜〜!」
尻に触ると酷く嫌がり逃げるように体をねじりだす。
手早く薬を塗り、安心させるためにポンポンと背中を叩く。
「悠介、終わったぞ。
よしよし、よく頑張ったな。」
「ひぐっ、うー、ずっ、ずずっ。」
まくらで声を抑えようとしても抑えられないぐらいに泣きじゃくる。
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