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地球が消滅する2日前

 翌朝、俺は自分の腹の音で目が覚めた。  ………朝と言うには遅すぎる時間、外はもうオレンジ色に染まっている。     何度も目が覚めては、一人ぼっちの寂しい現実に耐えられなくて無理やり布団を被って寝ていた。  丸一日、何も食べる気になれないのに、気持ちとは裏腹に再び腹が食べ物を要求する。  仕方なく布団からのろのろと這い出た。    あの衝撃的なニュースから、点けっぱなしになっているテレビの画面から解説者はいなくなっていた。  かわりに世界各国の観光名所などの映像と癒やし系の音楽が流れている。  ただ左上のカウントダウンは消えておらず、逃れられない現実に引き戻してくれる。 「スマホ…寝ている間に誰か連絡くれたかな?」  スマホを手に取ると着信はなかった。 「ははは、だよな。」  バカだな。西野から連絡があったかもって、思うなんて… 「はは は ………………………飯くお………。」  テーブルの上に置いてあった昨日のカップラーメンに手を伸ばし蓋をめくると、麺が凄い量に増えていた。  蓋のそばにある麺は乾いて変色している。  とてもうまそうには見えない。  それでも貴重な食い物だと口に入れると、冷たくブヨブヨとふやけていて舌触りも悪く食えたものじゃない。 「まっず………」  もったいないがラーメンは捨てて、新しく作り直して食べた。     以前なら通行人や車の音がうるさいくらい窓から聞こえてきたのに、自分が耳栓をしているかと思うくらい、何も物音が聞こえてこない。  俺が話しても誰も応えてくれない寂しさ、テレビすら人の声を発さない………  誰でもいいから人の声が聞きたい。  話がしたい。  誰か…誰か………     「うっ、うう、………ぐす」          いつの間にか俺は泣いていた。  俺はこの世界にたった一人、孤独なんだと思い知った。        地球が消滅するまで、あと1日

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