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甘い時間② 西野清貴の場合 ※

     おかしい。    絶対におかしい。  確かに俺が中出しをしてと頼んだけど、それは4日前のこと、勤も俺も次の日の予定が開いているからいっぱいしたくて、後ろも準備もしてあったのに… 『んー、昨日もいっぱいシタから、それはまた今度な。』  って毎日抱いてくれてるけど1回だけだった。  昨日、俺が休講だと言うと 「じゃあ今夜は、ここにいっぱい出してやるよ。この前欲しいって言っていただろう?」 「えっ?待って、ダメ…んんんんっ♡」  勤のキスは初めの頃は本当に慣れてなくて初々しい感じだったのに、今は俺が振り回されちゃう。  唇の合わせ目から弾力のある舌と唾液が俺の中で混ざり合うように滑り込んでくる。  出迎えた俺の舌を絡め取り、感じちゃう上顎をいやらしく愛撫されると、もう抵抗出来ない。  勤、口で抱くのダメぇ、下が欲しくて反応しちゃうだろ♡  スルスルと勤のペニスに手を伸ばして摩っておねだりする。 「ちゅ♡…こら、何がダメなんだよ。」 「はあっ♡……あ?…あん…後ろ準備出来てない。」   「なんだ、俺がしてやるよ。」  そして勤が綺麗にしてくれて、朝までいっぱい抱いてくれた。  いっぱい愛してくれるのは良いんだ。  良いんだけどバスルームのはいらなくない?  き、気持ち良かったんだけど……///////    俺が立てるかどうか確認してた気がする。  わざわざ立てないようにするなんておかしくない?  まさか、俺に内緒で浮気なんてしてないよね?  童貞卒業したら男の俺は飽きたから、次は女を抱きたいとか思っているんじゃないだろうな?  そんなの嫌だっ!!  やっと愛してもらえる様になったのに、そこら辺の女になんか絶対渡すもんかっ!!  俺はベッドから起き上がろうとしたけど、体中が悲鳴をあげて言うことをきかない。 「く、う、…はあっ、酷いっ………」  今まで腰がガクガクで本当に立てなくて、アソコがヒリヒリするほど、念入りに抱き潰された事なんてなかった………あ、  初めての時はこれよりもっといっぱいしたけど…♡ じゃない。  でもそれ以降はこんな無茶な抱き方なんかしなかった。    やっぱり、どう考えてもおかしいよ。     俺を大学に来させないって感じがあからさまだよ。  この一ヶ月ずっと一緒だったから交友関係は知っている。  勤が誰かに言い寄られたって所は見たことない…     はっ!!!  もしかして大学に好きな女の子がいるのか?  ヤダヤダヤダヤダヤダ………勤、女のところなんか行かないよね?  そんなことしないよね?  もう一度、起き上がろうとしてみるが…へちゃっと潰れてしまう。 「もーーーーーーっ!!! 勤のばかぁっ!! マジで動けないーっ!!!!!」  ボロアパートに清貴の声が響き渡った。      

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