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第29話*R18

風呂に入れと伝えに来たら、 紗久は寝ていた。 畳の上でスヤスヤ眠る紗久を敷いた布団に寝かせてやる。 キスをしても起きない。 死んだように寝てる。 顔には少し疲労感が漂っていた。 まぁ…そりゃそうだよな。 ずっと見ていたいくらい愛おしい寝顔に、そっとキスをした。 今日は俺も正直久しぶりに学校に行って色々疲れたのは確かだった。 学校が違う…クラスが違うとかどうでもよかった。友達とか…必要ない。 予期せぬ化け物が出て来て無駄な時間を使った。 …でもあいつのおかげで紗久との距離がぐっと縮まったことは確かで、その点では嬉しいアクシデントだったかな。 そんなことを思いつつ明かりを消してベッドに横になればすぐ睡魔が襲う。 だからと言って完全に寝てしまうのではなくて浅い眠り… 人でもあるけれど、化け物でもある自分が熟睡することはない。 …この家は落ち着く。 気配… 紗久だとすぐわかった。 視線は感じるが…近づく気配がない。 近づけよ馬鹿…こっち来い。 諦めていた期待が蘇り逃げる隙を与えず捕らえてしまった。 子供みたいに抱きしめて欲しいとか抜かして…誘っているって感覚が紗久にはないようだけど本当自覚して欲しい。 「んっ…!…」 我慢して籠る声がたまらない。 もっと声を聞きたい… 喘がせたい… ぬるりとした指差しを紗久の密部に滑らせていく。侵入を拒む内側の肉はひくついていて押し返そうとしているようだ。 ぬちゃりと内部を押しながら奥へ進む…熱い… 「!…っ!!!」 枕に顔を押し当て必死に声をおさえてる姿は何とも可愛らしくイジメたくなる。 「凄いここ…ひくひくしてるけど…気持ちいいの?怖い…?」 震えながらコクコク頭を上下させ無言で訴える…あはは…やっぱり怯えてる姿は興奮する。 指を増やし溶けそうになるまでほぐしてやれば、そのうちある部分にやたらと反応するようになる。 「あ…んぁ…ん…グス…」 抑えきれない声が小さく響いてくる。 きっと泣いているはず…顔が見たい… 紗久の陰茎は先端からとろりと蜜を零しシーツを汚していた。 「紗久…こっち向いて…」 向かせた顔は汗や涙でぐしょぐしょに濡れ綺麗な黒髪がぺたりとおでこに貼りついて酷い状態。不安と羞恥に揺れる表情…濡れた長い睫毛も赤い鼻も頬も潤む瞳もすべてが愛しい。 あはは、可愛い。普段ツンツンしてすましている姿からは想像できない顔だ。 吸い込まれるように唇を重ねる。 「俺の肩…噛んでいいからな?」 そう言って徐々に紗久の中に俺のをあてがい挿入させる。 「!!!ん…!!!」 めりめりと肉の中に挿入させていく。亀頭が入ってしまえばあとは、ほぐしたかいもあり難なく飲み込んでった。挿れただけで溶けてしまいそうに熱くて気持ちがいい…ヤバい… 「伎乃…はぁ…はぁ…」 「…紗久…マジ我慢して」 「!!!!っ!」 それからは本当に我を忘れて腰を動かし快楽に酔いしれた。 腰を打ち付けるたびに紗久が俺の肩に噛みつき声がでるのを堪える。 肩が痛いとかそういうのは全くなくただただ欲望を吐き出したくて獣のように犯す。 「…!!ぅぁ…」 「!!!んん!!」 我慢できず紗久の中で膨らみあっけなく射精した。

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