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第4話

「は…」 祐也は、驚いてた。俺はそれを見ながら、後悔していた。 橋本さんの時は顔を赤くしてたのに、俺のときはそうじゃない。それが答えだった。 「ごめん、困らせるつもりは無かった。言っておくけど、からかってるんじゃない。…まあ、今言っても迷惑だよな」 祐也は口を開いて何かを言いかけた後、一度目を閉じて、すぐに俺をまっすぐに見つめた。 「千秋…俺は、おまえをそういう目で見たことがない」 「…分かってる」 「…俺の、友達のままでいてくれ」 心が痛かった。 「変なこと言った。ごめん、忘れてくれ」 そう、泣きそうな顔で笑うので精一杯だった。祐也はそれを痛そうに見ていた。

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