27 / 118

第四章・4

 気持ち悪い。  先ほど飲まされた精が、逆流してきそうだ。  ローションを絡め後膣をまさぐる指が、汚らわしい。 「おい、ちゃんとしゃぶれよ」 「うぐ、う。んッ、んぅ!」  二番目の男も、聖の口に射精した。 「ほら、まだ残ってるぞ。ちゃんと吸って、きれいにしろ」  先端を咥えたまま、聖は男のペニスを吸った。  残液が口の中に広がり、吐きそうだ。  後ろから指が抜かれたことだけが、幸いだった。  マットの上に転がり、はぁはぁと荒い息を吐いていると、今度は獣の姿勢を取らされた。 「準備完了。俺が一番でいいよな?」 「ああ、早くヤれよ」 「バッチリ撮ってやっからよ」  まさか。  構える間もなく、聖は後ろから貫かれた。 「う、あぁ! ヤだ! イヤあぁ!」  快感とは程遠い責めが、始まった。

ともだちにシェアしよう!