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第六章・7

「聖、聞こえるか?」 「はぁ、はぁ、はい……」 「ナカに出しても、大丈夫か?」 「ナカにください。いっぱい、駿佑さんのが欲しい……」  解った、と駿佑は聖の最奥まで侵入した。 「あ! あぁ、あッ!」  まだ奥まで挿入るなんて!  それに、もう一回り、駿佑さんおっきくなってる! 「出すぞ」 「は、あぁ! っく、あぁあ、あ! あぁああん!」  聖の体内に、熱い駿佑の精がもたらされた。  爪の跡が残るほど、聖は彼の手を強く掴んだ。  背を反らし、髪を散らし、声を震わせてエクスタシーの悦びに浸った。  出る。  まだ、出る。 (こんなに溜まってたか? 私は)  いや、違う。  聖だから、だ。  この可愛いΩに、俺のαの本能が種付けしたがってるんだ。 「……っは、はぁ、はぁ。んく、うぅ。ふぅ、はぁ、駿佑、さん……」  駿佑は、息を切らせる聖の手を取り、自分の背に回させた。  しっかりと、その背にしがみつく聖。  二人抱き合い、しばらく呼吸を整えた。  激しい快感の余韻に、浸った。

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